そろそろ風格もつきはじめた働き盛りの中堅といった感のあるフミヤの、さらにそんな印象を残すような、王道のラヴ・ソング・ポップス。ビートに乗ってロックンロールというよりも、メロディアスな旋律をしっとり歌う感じの曲が多い。
土屋昌己、布袋寅泰、CHAR、浅井健一(ブランキー・ジェット・シティ)といった男臭いメンツを作曲陣営に迎えたりモッズのカヴァー(5)をしたり。遂にフミヤがシンプル&ストレート、ストロングというR&Rのプリミティヴな精神に立ち戻ってきた傑作。