制作・出演 : 金子健
イルミネーションイルミネーション
バップ、ブルースを愛する正統派ピアニスト、八木隆幸のピアノ・トリオ作。通算7枚目。ウォルター・デイヴィスの「Scorpio Rising」、バド・パウエルの「Illumination」などジャズ・ファンをうならせる渋い選曲で、スウィンギィで軽妙なピアノ・トリオ・ジャズを展開。ジャズ通はまずチェック。
トライプレッショントライプレッション
山本剛、大隅寿男らとの共演でも知られる実力派ベース奏者、金子健率いるトリオの通算3作目。よく歌うピアニスト、遠藤征志が新規加入したが、三者の息がピタリと合ったインタープレイが展開され、小気味よくスウィングするピアノ・トリオ演奏には愉悦感があふれている。
リジョイスリジョイス
ブラウン〜ローチ・クインテットのレパートリーを中心に、ジョー・ヘンダーソンの代表曲やジョビンのボサ・ノヴァをストレートアヘッドに演奏している会心作。ひたすらスウィングすることに徹した清々しい演奏。2曲にトランペットのドミニク・ファリナッチがゲスト参加。
グレイトフルグレイトフル
ピアノ・トリオや歌伴に欠かせないのが趣味のいい大隈のドラミングだ。その彼にスポットを当てたリーダー作もこれまでにいくつか発表されてきた。決して出しゃばらず、それでいてきちんと自己も主張してみせる。そんな彼の持ち味が存分に発揮された一枚。
ジュビレーションジュビレーション
ベテラン・ドラマーの大隈が、気心のしれた仲間とともに、ブルース・フィーリングたっぷりの名曲をソウルフルに仕上げたトリオ盤。メンバー各人の身体に染み付いたアーシーな感覚を、ありのままに表出させ、心地よい時間がゆったりと流れていく。