制作・出演 : 鈴木秀美
ロマンスロマンス
ガット弦にエンドピン付きのチェロとエラール・ピアノ、鈴木と小島の熟成のデュオは“歴史的”の接頭語を寄せ付けないほどに生き生きと演じている。19世紀末に書かれた小品を中心に集められた選曲は誰の耳にもごまかしの聴かないチョイスゆえ、何とも意欲的。
レオ:チェロ協奏曲レオ:チェロ協奏曲
日本屈指のチェリストが久々の協奏曲録音に挑んだ。赤津率いる新進の古楽オーケストラによる伴奏が彼の魅力をさらに引き出し、驚くほどヴォルテージの高い充実した独奏を繰り広げている。
ベートーヴェン:ピアノとチェロのための作品全集ベートーヴェン:ピアノとチェロのための作品全集
これまで個別に発売されてきたチェロ・ソナタ曲集が、今回初めて全曲集としてまとめられた。日本が世界に誇るトップ・アーティストによるピアノとチェロが堪能できる夢の2枚組アルバム。
バッハ:チェロ協奏曲イ短調バッハ:チェロ協奏曲イ短調
鈴木秀美のチェロと指揮、バッハ・コレギウム・ジャパンによるC.P.E.バッハ。これらの協奏曲をチェロのソロで演奏することは、比較的少ない。それだけソロ・パートが難しいと言われるが、このチェロの何と軽々としてアクティヴなこと。じつに快い演奏。
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ等シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ等
オリジナル楽器のチェロとフォルテピアノによる演奏。(1)は、5弦のチェロ・ピッコロを使用していて、普段よく聴く朗々と歌われる演奏とはずいぶん違う。瑞々しい音色で、演奏もさらりとしている。(2)は、新鮮で生き生きとした2人のアンサンブルが楽しい。