制作・出演 : 長渕剛
ファンの間では最高傑作とも呼ばれる作品で、傷心を綴った「Don't Cry My Love」など、自らの痛みを見事に表現したオリジナル・アルバム6作目。シングル曲が1曲も収録されていないが、捨て曲なしの仕上がりだ。
ハードなギター・サウンドをバックに、男っぽいメッセージを歌った1984年作。私生活でのトラブルを想起させる「カム・バック・トゥ・マイ・ハート」など、シンガー・ソングライター長渕剛ならではの作品も印象深い。
1985年発表作。グレッグ・ラダーニをミキサーに迎えて、本格的なロック・サウンドを展開。スティール・ギターなどを使用し、ブルース・ロック的な雰囲気も感じさせる。「久しぶりに俺は泣いたんだ」「勇次」の2大ヒット曲を収録。
1986年にリリースされたアルバムで、アコースティック・ギターのサウンドを全面に押し出した原点回帰的な1枚。「ひとりぼっちかい?」や「レース」などで聴かれる、ヒリヒリとした痛烈な歌詞が長渕らしい。
自身も出演したTVドラマ『親子ジグザグ』の主題曲「ろくなもんじゃねえ」を収録した1986年発表の名盤。生来のギターの巧さに加え、バラード中心の本作では言葉のひとつひとつを噛み締めるが如く歌っているのも印象的。
1988年にリリースされた作品で、自身の代表曲を新しいアレンジでセルフ・カヴァーしたベスト・アルバム的作品。名曲「乾杯」は先行シングルとしてリリースされ大ヒットとなった。
1989年発表のコンセプチュアルなオリジナル・アルバム。“昭和”という時代の終わりと、自らの人生を重ね合わせた奥深い表現が彼らしい。TVドラマ『とんぼ』の主題歌「とんぼ」や、映画『オルゴール』のテーマ曲「激愛」など、ヒット曲も満載。
スタジオ・ライヴ形式で録音され、強烈なテンションを感じさせる1993年発表のアルバム。ドラマ『RUN』の主題歌「RUN」も収録。飾らないストレートな歌詞もかっこいい。
“JAPAN”の本質を歌い継いできたアーティスト、長渕剛のベスト・セレクション・アルバム。最新シングル「YAMATO」をはじめ、“アニキ”の軌跡を網羅、熱いメッセージがほとばしる!
東映映画『男たちの大和 YAMATO』主題歌。大和魂の本質を長渕剛らしいラブ・バラードで歌い上げた入魂の作品で、“かけがえのない愛”というテーマが、すべての人々の心に深く突き刺さることだろう。
2004年8月1日に行なわれた伝説のコンサート・ライヴCDに続き、前作「しあわせになろうよ」から約1年半ぶりのファン待望のシングル。タイトル曲は本人初出演となる携帯電話CM曲だ。
2004年夏、故郷・鹿児島は桜島での、朝までライヴ4枚組。オープニングからエンジン全開で最後まで突っ走る。相当なアクの強さだが、これほど支持されるのは、捨てきれない青臭さが、純粋さにつながっているからだろう。キヨハラ系ですな、この人は。
新しい「乾杯」との呼び声も高いヒット曲(10)をフィーチャーしたフル・アルバム。いつもながらの気迫に加え、ヒップホップ風の(2)、なぜかレゲエの(3)など、楽曲のバラエティも豊か。また、(10)や(5)など初期の瑞々しいメロディを思い出させる曲が多いのも魅力。
アルバム『Keep On Fighting』からの先行シングル。ア・カペラ・グループのINSPiがコーラスに参加したバラードで、スケール感あふれる仕上がり。曲全体に流れるポジティヴな雰囲気が感動を誘う。カップリングはINSPiによるア・カペラ・ヴァージョン。
デビュー曲のDisc-1の(1)から2002年のDisc-2の(11)に至る25年の歩みを自身の選曲で振り返るベスト盤。フォークかロックか(?)的文脈で語られることの多かった長渕だが、Disc-1の(4)は彼もビジュアル系ロックの祖の一人であることの証明だ。
長渕自身による選曲のベスト・アルバムで、デビュー作から最新作『空/SORA』までの中より27曲を収録している。36ページにわたる写真集付きで、順を追って聴いていくと、ルックス、歌の内容ともに、大幅に変わってきたことが実感できる。
2001年発表のオリジナル・アルバム。初夏にリリースされたこともあってか、エネルギッシュなパワーに満ち溢れた1枚で、原点に立ち返り“言葉=歌詞”がストレートに伝わってくるソリッドな仕上がりに。