1969年にデビューした盲目のシンガー・ソングライター、長谷川きよしのベスト・アルバム。1974年にヒットした加藤登紀子とのデュエット曲「灰色の瞳」をはじめ、フィリップス時代の代表曲を収録している。
シャンソンとカンツォーネで全18曲。といっても、シャンソン色優勢の構成。口跡爽やかな長谷川きよしの唄い方は、まず言葉ありき、のシャンソンでこそ真価が現れる。唄い手としての彼の素晴らしさを体感するには最適のアルバムといえよう。