制作・出演 : 長谷川陽子
ラフマニノフ ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタラフマニノフ ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ
長谷川陽子は今年23歳。まだまだ若手だがその演奏は堂々たるもの。このCDでもラフマニノフとショスタコを艶やかな伸びのある音色でエネルギッシュに歌い上げている。特にラフマニノフは素晴らしい。野平の、チェロと一体になった音楽作りもさすがだ。
G線上のアリアG線上のアリア
長谷川陽子の魅力あふれる1枚。既発売のアルバムと楽器も異なっており、純粋で透きとおった演奏が聴かれる。通算3枚目の最新作は珠玉の名旋律集だが、ポピュラー小品名曲に加えて、フィンランドの旋律やメシアンの作品を収録するなど、意欲もうかがえる。
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 OP.104ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 OP.104
おおらかに歌い、自然の息吹きをたっぷりをはらんだドヴォルザークのすばらしさ。この人には、いくら期待してもし過ぎることはない。「コル・ニドライ」の、心を甘酸っぱさでいっぱいにしてくれる音色と、あざやかな弓づかい。彼女なら、エルガーが弾ける!