制作・出演 : 高田三郎
水のいのち/高田三郎合唱作品集水のいのち/高田三郎合唱作品集
「水のいのち」は合唱経験者なら一度は歌ったことがあるはずの、超ポピュラー曲。作曲者の指揮なら、やはり興味津々……。はっきり言うと、84歳という高齢のためか、どれもたっぷりし過ぎてもたつく。詩を大切にする方向性も行き過ぎ。合唱団は大健闘。
日本合唱曲全集「遙かな歩み」日本合唱曲全集「遙かな歩み」
日本的な情緒をテーマにしながら、安易に日本的な旋律に依存せずに、格調高く豊かな広がりの持つ世界を構築する高田三郎の女声合唱組曲を収録。いずれも作曲者自身が指揮を取り、作品の意図が明確に反映されている。各合唱団の真摯な姿勢も印象的だ。
教会の祈り教会の祈り
自身がクリスチャンである高田三郎は宗教音楽も多数書いている。これはカルメル会御告げの聖母修道院で、正式に取り入れられ日々の祈りとして定着したひとつの形を聴かせてくれるもの。祈りと労働の修道院生活が、心の込もった歌の中から浮かんでくる。
日本の声楽・コンポーザーシリーズ 6日本の声楽・コンポーザーシリーズ 6
高田三郎の50〜60年代の歌曲集。順に聴いて行くとこの人の音楽にはわざとらしい作意や効果を狙うあざとさがないのに気づく。“日本歌曲”というとチョット……という必要がない。作曲者の音楽が自然に流れたから歌い手もごく自然に歌ってそれで十分。
水のいのち 高田三郎作品集1水のいのち 高田三郎作品集1
高田三郎の代表的な合唱組曲である「水のいのち」と「心の四季」が収められている。日本語の響きが大切にされた、抒情的で美しい音楽が心にしみる。作曲者自身の指揮による、日本のトップ・クラスの合唱団の真摯な歌声もなかなか感動的である。
日本合唱曲全集 高田 三郎 作品集2 ひたすらな道日本合唱曲全集 高田 三郎 作品集2 ひたすらな道
日本の作曲界の重鎮、高田三郎の混声合唱曲3曲を収録した1枚。高田自身の指揮によるものなので、作品の意図がきちんと反映された演奏と考えていいだろう。作品を密度高く歌い上げて、作曲家独自のシリアスな響きを鮮やかに浮かび上がらせている。