制作・出演 : ARB
2006年3月に活動停止宣言をし、27年にわたるバンドの歴史の幕を下ろしたARB。本作は彼らの軌跡を辿るシリーズで、再始動後の1998〜2006年までの第4期サウンドを収録。メンバーは石橋、KEITHの他にebi、内藤幸也。
98年の復活から2004年の渋公までのARBのライヴ音源から選曲されたライヴ・ベスト。80年代のライヴ盤ほど鬼気迫るものはないかわり、しなやかさとしたたかさを増したゴキゲンなR&Rが腹いっぱい楽しめる。シンプルなアレンジで多彩な表現……バンドの鑑だね。★
20年以上の活動歴を誇るロック・バンドの、約2年ぶりとなるニュー・アルバム。先行発売されたアルバムと同名のシングルは、橋本信也の新団体ゼロ・ワンのテーマ・ソングに決定。
現在は役者として活躍している石橋凌が在籍したバンド・ブーム以前の80年代の日本のロックを代表するバンドの2枚組36曲入りの究極のベスト盤。選曲からも、ライナーに寄せられた文章からも、ARBが現役バンドだった当時の熱気が漂ってくる。
デビュー当初は1stアルバム『アレキサンダー・ラグタイム・バンド』のタイトル名のようにフル・ネームがARBの正式名だったが、ARBの名が定着するにつれ、ヴォーカル、ギター1本、ドラム、ベースの編成から生み出すストレートなロックンロールが完成していく。石橋綾のヴォーカルが骨太になっていき、鋭利な詞がインパクトを増してきた。そのARBの79年6月発表の1stから85年10月発表の9thアルバムがこれだ。7th『魂こがして』後にメンバー・チェンジがあり、一時大きく揺れた時期もあったな〜。
10年以上の活動に終止符を打ったARBのシングル盤コレクション。B面のみで廃盤になった曲、アルバムとのヴァージョン違いなど、貴重な音源で構成した“アナザー・ベスト”。ファンの署名運動から本作の発売が決まったという経緯もARBらしい。
“野ら犬”で跳び出したARBは、ハイテンションなライヴバンドとして、11年間を疾走した。そんな彼らの軌跡を辿るライヴ盤。80年の新宿LOFTから始まって90年の国立競技場まで全35曲。歴代メンバーも、もちろん総登場。未発表2曲のCDシングル付き。