制作・出演 : DIAMANTES
ペルー日系3世のアルベルト城間を中心に91年に沖縄で結成されたラテン・バンドの、20年の歴史をまとめた2枚組ベスト盤。JリーグのCMソングに使われた「勝利の歌」や、どんと、宮沢和史、ビギンなどがゲスト参加した「片手に三線を」、「魂をコンドルにのせて」など、ヒット曲を網羅した決定版ベスト。
現在は三人組で活動するベテランのラティーノ〜沖縄グループ、通算11作目。ペルー的な情緒やラテンなアクセントを持つ曲をはじめ、陽性の混合ポップを追求。歌詞は日本語とスペイン語。どんな行き方をしようと、健やかな佇まいを持っているのは大きな持ち味か。
日系ペルー人のアルベルト城間と沖縄在住のボブ石原を中心に結成され、94年にデビュー。ラテン+沖縄音楽を広めたバンドのベスト・アルバム。サッカー応援歌「勝利のうた」ほかヒット曲を収録。
沖縄の歌謡曲をアルベルト流に昭和歌謡曲調のサウンドと歌唱を交え熱烈にリスペクト。「十九の春」や普久原恒勇ナンバー、「オキナワディスコナイト」などの選曲は、内地者にはない感性だ。さらに「花祭り」にジョージ紫ときては文句なしに熱くて楽しい。★
通算9枚目のアルバムのタイトルはスペイン語で“風”の意味。アルベルト城間の甘く伸びのある声が南からの心地よい風を感じさせる。ラップ味の(2)は、オットリ感がいかにもディアマンテスらしく面白い。(3)のポップス感覚いっぱいのアレンジは、個人的には大ウケでした。
7枚目のアルバム『リブレ〜自由〜』と同時リリースとなるマキシ・シングル。作詞に小柳ゆきなどを手掛けた高柳恋を起用。城間の書くサルサ・リズムと甘い歌詞が見事にマッチ。
アルベルト城間を中心に、沖縄ラティーナ路線を突き進むディアマンテスのセルフ・プロデュース7作目。前作との間にリリースされた、城間のソロ(サルサ路線)も消化しての新展開を聴かせる。