音楽むすび | 制作・出演 : KENTY-GROSS

大阪は堺市出身のシンガー・ソングライターのセカンド・シングル。表題曲は、“浪速のラガ男児”ことKENTY GROSSのラップをフィーチャーした軽やかでちょっと切ないレゲエ・チューン。BESの伸びやかで素直な歌声が、歌詞に込められた微妙なオトコゴコロを見事に表現している。

レゲエ・シンガーの5作目は、世の理不尽を風刺で綴った「ほんまに言うてんの？」、マタニティをシリアス＆コミカルに描いた8、9曲目など前半はリリック面で遊びを交え、14、15曲目では人生の機微を歌う。メリハリあるさまざまな世界観が詰め込まれている。お前らのために唄いたい、と歌う「Little more」が胸に響く。

夏＝レゲエ、今や季語と言えるほどの地位を確立。そんな夏を前に放たれた本作品は、友達・家族・恋人などさまざまな愛を歌った楽曲をミックスしたもの。違和感のなさと完成度に驚く。PANG、lecca、MEGARYUらが押さえられているのも嬉しい。夏の必需品。

大阪在住“芸人系レゲエDJ”のセカンド。ダンスホール・レゲエによく合うしゃがれた声のラップで、コテコテの大阪イズムにあふれたえげつない日常的リリックを連射し、そのパワーは圧倒的。特に浮気をテーマに、ゲストのMINMIと掛け合いをする曲はもう爆笑もの。

脳天を直撃する「どないや!」の咆哮。元ヤンキーにして浪花の種馬を名乗るKENTY GROSS初のCDアルバム(過去発表したテープ・アルバム楽曲を含む)。ビンビン刺激するエッチさと、叩き上げのマッチョでハードコアなボケ&ツッコミ・レゲエに悶絶必至!