制作・出演 : SLEEPMYDEAR
98年に解散したビジュアル系バンド、Sleep My Dear。彼らのインディーズ時代初のフル・アルバムが再リリースされた。インディーズとは思えないクオリティの高さを誇っている。2月にはラスト・アルバムとなるライヴCD&ビデオが発売される。
98年に解散したビジュアル系バンド、Sleep My Dear。本作は、彼らがインディーズ時代に発売した2ndアルバム『MIRAGE』の楽曲の別トラックとボーナス・トラックなどを収録した、Sleep My Dearの別の側面を見れるアルバム。今聴いても曲は良い出来。
名古屋出身のヴィジュアル5人組は、ソリッドなギターと哀愁のメロディ・ラインが決め手の注目株。リズム・パターンが、しばし単調(覚えやすい)なのはメイン・ターゲットである形だけに拘る少女の音楽指数を考慮してのものだろう。それじゃなきゃ…。
ライヴ・シーンで活躍する彼らの、インディーズ盤として発表された作品をメジャー盤として再発。U2っぽい曲あり、超王道バラードあり。重厚な疾走感あふれるサウンドは、インディーズ時代の意気込みを感じさせる。
もちろん、アーティスト写真が物語るようにヴィジュアル系なんだが、ちょっと耳を傾けてしまったのは個性的な声と、意思表示がある太くて歪んだベースの音が心を揺すぶったのかも……。(6)のギター、キレイですね。
ヴィジュアル系ロック・バンドとして括られることが多い彼らのミニ・アルバム。美意識とナルシズムの強い音楽性は、またひとつ上のステージへと昇ったようで、確固たる世界を展開している。(1)では今までになく男っぽいヴォーカルを聴かせている。
ビジュアル系5人組、Sleep My Dearのセカンド・アルバム。(6)はJ-RAPというか、ちょっとだけスラッシュ系で、この手のバンドとしては面白い試み。時々、壮大でカッコいいアレンジもあったりするので、この調子でどんどん行っちゃって下さい。
2タイプのシングルを同時発売した彼ら。本作は8mmビデオもパッケージされたタイプ2ヴァージョン。また表題曲も、シングルCDの#8とは違い、Sleep My Dearお得意の、切ない歌メロを前面に押し出した、泣いてください的ヴァージョンに仕上がってます。
その界隈ではけっこう人気のあるビジュアル系バンドの実質的なデビュー・アルバム。厳かなインスト(1)にハードなサウンドを期待していたが、実際は歌謡ロックと呼んでも差し支えないほどにポップ。そのくせ(5)はもろレゲエだし、なんだか不思議なバンドだ。