制作・出演 : ZARD
ZARD初のマキシ。クレジット外の(5)にシンプルなバックによる(1)のヴォーカル・トラックが収められており、彼女の素な声質の魅力が光る。(1)での現実に果敢に立ち向かっていく姿勢と(2)で表現する純真で素直な気持ちがファンの心へ裸足で飛び込んでいく感じ。
ファンによるリクエスト・アルバム。元気の湧いてくるミディアム・テンポの曲が多い。純粋で、汚れていないがゆえに傷つきやすい心を描く詞は、聴く者の曇りがちな心のガラスを透明にしてくれる。各曲のコメント、せめて発売年月日が入ると嬉しかった。
全曲オリコン・シングル・チャートで1位もしくは2位をとった曲のみで構成されるという、ZARDだからこそできた偉業ともいえる前評判も高いベスト。詞・歌声・サウンドに貫かれている潔さ、涼やかさが、このバンドを稀有の存在にならしめていると実感。
シンプルで限りなくア・カペラに近く歌い上げる(1)に始まり、『コナン』OP曲として耳慣れた(5)などヒット曲満載のZARDの新作。伸びやかなヴォーカルがおハコ的な(11)、ビートルズ風アレンジが異色の(3)など盛りだくさん。(8)はこぶしが利いて英詞と違和感が……。
1stアルバム収録曲から本作リリース時(97年)における最新シングル(1)まで、坂井泉水によるスーパー・セレクションは、夏をイメージさせる爽やかな楽曲が居並ぶ。それぞれの楽曲のクオリティは改めて言う必要はないだろう。ドライヴのお供に是非。
全12曲中8曲がなんらかのタイアップ、この事実が売れっ子ぶりを物語っていた96年のアルバム。さらにシングルのカップリングやファミリー・バンドのシングルのカヴァーがあって、まるでベスト・アルバムのよう。難しくないポップスだ。
ZARD人気の最大の要素は、やはり坂井泉の書く歌詞にあるのではなかろうか。多少奥ゆかしさを持った女性の、決して気取らない等身大の恋愛心理。現代風のイケイケではない、古風な女性の持つ秘めた想いに胸をしめつけられるのは、男も女も変わらない。
出すシングルすべてがヒット、ある種の貫禄さえ漂うZARDの5thアルバム。耳ざわりのいいウェットなメロディ・ラインに乗せた、歌姫・坂井泉水のはかなげなヴォーカルが、恋に揺れる微妙な女心を見事に表現している。彼女が手がける飾らない詞もいい。
ZARD(アクセントは“AR”に)のサード。ヴォーカルの坂井泉水さんしか写ってませんけど、バンドです。織田哲郎、川島だりあ以下、作曲はビーイング・オールスターズ。ただいま赤丸急上昇!? という世界だが、坂井さんの個性がちと弱め(美人だけどさ(ハート))。