ジャンル : J-POP > フォーク・ニューミュージック
99年に永六輔と楽曲共作を行なったさだが、永・中村八大の“68コンビ”の名曲を取り上げた。日本テレビ系『遠くへ行きたい』の30周年を記念して歌った曲など、味わい深い内容を持った作品だ。
カレッジ・ポップのお坊ちゃんグループといった感じだったフォー・セインツが再結成し、40年前のヒット「小さな日記」を新録。新井満&三宮麻由子による新曲「この街で」は、まるで大手不動産のCM曲かと思わせる街への愛着を優しく柔らかに歌っていく。
フォーク界のカリスマ・ギタリスト、石川鷹彦のプロ活動40周年を記念したコンピレーション・アルバム。彼のアレンジ作品、ギター演奏が印象的なフォークの名曲を集めた内容で、監修・選曲は坂崎幸之助が担当している。
“フォークの匠”シリーズからリリースされた元ピンク・ピクルスの茶木みやこのアルバム。現在も精力的にライヴ活動を行なっているだけに現役感は抜群。柳田ヒロをプロデューサーに迎え、壮年世代ならではの滋味を感じさせるポップス歌謡を展開。
最新ベスト。エミ・エレオノーラ提供の新曲1〜3曲目は、独特な間に妖艶な香りが立つウィスパー・ヴォイスに、シャンソン風の味付けが冴える。既発曲もリミックスのごとく新鮮味を帯びた高音質で、新たな解釈を呼びそう。時を超越した色気を放つビジュアルも魅惑的。★
75年に発表されたソロ・デビュー作を、鈴木茂自らがリミックスして新たに生まれ変わった。ボーナス・トラックとして未発表ヴァージョンなど10曲を追加収録しているので、まさにマニア垂涎。リトル・フィートの影響大のスライド・ギターは今もって新鮮な響き。★
はっぴいえんどの鈴木茂が76年に発表したセカンド・ソロ・アルバムの最新ヴァージョン。本人がマルチ・マスター・テープからリミックス/デジタル・マスターを手掛けており、マスターから発掘された未発表テイクなど6トラックを追加収録している。
77年に発表された日本フォークの傑作を紙ジャケで復刻。ディキシー調の「ヴァーボン・ストリート・ブルース」から名曲「夜汽車のブルース」、その凄味に圧倒される「ウイスキーの唄」、日本製カヴァーの最高作「ダイナ」、金子光晴の詞「猿股の唄」と山之内漠の詞「座蒲団」に見られる表現力の豊かさなど、洞察力に満ちた素晴らしいアルバムだ。★
元19、現3B LAB.☆Sとして活動する岡平健治の、デビュー10周年にして初ソロ・アルバム。ストリングスのアレンジとピュアな歌詞にしんみりと感じ入る「永遠」やストローク&スラップ全開のギターに血管総逆流な「Scramble Crossroad〜透明人間〜」など、岡平独特のナイーヴでハードな世界観が凝縮された力作。
90年代に活躍した米国のダンス・ミュージック系の女性三人組コーラス・グループ、A.S.A.P.。彼女たちによる荒井由実・松任谷由実ナンバーの英語カヴァーをまとめたベスト。いかにユーミンの日本語歌詞と歌声の表情を聴いていたかを再確認させるカヴァーだ。