ジャンル : J-POP > フォーク・ニューミュージック
ベスト・ソングス・オブ・大橋純子ベスト・ソングス・オブ・大橋純子
最近は『夜はヒッパレ』的なシンガーになってしまった感もある大橋純子のベスト。愛をテーマにしているせいか、彼女のアクティヴな面が今イチ出てない、というよりもともとこんな感じだったのか。(13)のような英語モノの発音がディナー・ショーっぽい。
猿一匹、唄えば侍猿一匹、唄えば侍
アルバム『SAMURAI』からのシングル・カット。歌われていることの骨っぽさはもちろん今までと変わることはないが、それを牙をむき出しツバを飛ばしていきり立って歌うのではなく、軽く歌っているのが、ここ数年の彼とは少し違ってきているように思う。
大銀幕大銀幕
ユーミンのベストと同時期に発売された中島みゆきのベスト盤。本盤は、今までTVドラマや映画などで使われた曲ばかりを集めている。98年当時で10回目を迎え、以降不定期開催となった“夜会”のテーマ(9)はいつ聴いても感動。
Hawaiian RhapsodyHawaiian Rhapsody
ウルフルズのトータス松本や織田哲郎、忌野清志郎ら、人気アーティストたちが楽曲を提供。が、どんな曲調の歌をうたっても、拓郎節になってしまうところが彼の強みだ。意外と実験色が強そうに見えて往年の拓郎の匂いを感じたりなど、昔のファンも安心して聴ける。
SAMURAISAMURAI
敵が多いか少ないかといえば、彼は多い方だろう。そしてその敵に向かってキバをむき出す的な、スキを見せてなるものかという肩に力の入ったところが多々あったが、今回はその力みも少し取れたようで、笑う余裕も見せる。少しは気分に変化があったか。
挫折挫折
自衛隊の古参下士官にときどきこういうタイプの人がいる、とジャケ写を見てあらぬことを考えた。土性ッ骨が坐っているというか、自己の可能性と限界をきちんと見すえたうえで動く。その点では、どっちもプロフェッショナルだ。彼のメッセージは実は男心だ。