ジャンル : クラシック > 管弦楽曲
プレートルが83歳という高齢で挑む、2008年ウィーンでのニューイヤー・コンサートの模様を収録。プレートル自身も、フランス人指揮者としても初のニューイヤー・コンサートとなり、またニューイヤー・コンサート史上最高齢の指揮者となった。
佐渡裕が恩師バーンスタインの作品をシエナ・ウィンド・オーケストラとライヴ録音した。生き生きとしていて、切れ味が良く、勢いのある演奏。曲も吹奏楽へのアレンジに適したものが選ばれている(「プレリュード、フーガ〜」はオリジナル)。
パリ・バスティーユ・オペラ座の音楽監督時代に精力的に行なった録音のひとつで、オーケストラからの信頼も篤く、名演が揃っている。本作でも豊かな色彩感としなやかなリズム、磨き抜かれた旋律線が楽しめる。
最新のART(アビー・ロード・テクノロジー)によるリマスタリングで蘇るEMIの名盤。カラヤン&ベルリン・フィルによる豊麗で雄弁なワーグナー管弦楽曲集。ワーグナーの官能美を堪能する。
「アルルの女」「カルメン」の代表的な録音。「アルルの女」では、遅めのテンポで濃密なプロヴァンスの光と影を演出している。「カルメン」での情熱と色気、原色の光彩ははなはだまぶしく、クリュタンスならではの世界が広がっている。
華麗でダイナミック、メロディアスで陶酔的なチャイコフスキーが堪能できる一枚。作品の持つ流れに逆らうことなく、それでいて巧妙な物語を構築している。プレヴィンのドラマトゥルギーが十全に発揮された録音だ。
2007年のジルヴェスターコンサート。「展覧会の絵」は、ソロ楽器の見事さはいうまでもないが、全体としては手作りの温かさが感じられる。絵の中のキャラクターが動き出すような生命感に満ちている。ボロディンの第2番も躍動的で引き締まった演奏。
旧東ドイツを代表する合唱指揮者で、バロック音楽の大家でもあったコッホが指揮したヘンデルは、独特の渋みを持った“ドイツのヘンデル”といった趣だ。地味だが現代楽器による最良の演奏のひとつと言える。
制作・出演
クリスティアン・フンケ / ハンス・ヴェルナー・ヴェーツィヒ / フリッツ・グレーフェ / ヘルベルト・アウェルバッハ / ヘルムート・コッホ / ヘンデル / ベルリン放送交響楽団 / ヴォルフ=ディーター・ハンスヒルド発売元
キングレコード株式会社旧東ドイツのバロックの大家、ヘルムート・コッホが指揮するヘンデル。コッホの丁寧な指揮で、作品の魅力が明確に浮き上がっている。ソリストたちがとても上手く、温かな響きを奏でるオーケストラも魅力的だ。
発売元
キングレコード株式会社レーグナーのバランス感覚が見事に活かされていて、その深いスコアの読みは踊りのための音楽というより、ドラマティックな物語として構築されている。ベルリン放響の高い合奏能力をフルに発揮させた録音だ。
オペラ指揮者としても実績があるだけに、このバレエ作品でも、ドラマの構築に優れた手腕を発揮している。洗練された美しい響きを引き出しつつも、決して華美にはならないところがレーグナーらしい。