ジャンル : クラシック > 管弦楽曲
バーンスタイン&ウィーンpoの名演盤の中でも、最もユニークなものの一つだろう。甘美で柔らかな弦楽器の響きが(しかも低音部がコントラバスで補強されるため)、弦楽四重奏では不可能な豊かなスケール感を産み出す。蕩けそうに甘いベートーヴェンだ。
「謎」変奏曲はなぜこんな題がついているかは謎で、何が謎かということも謎だというややこしさなので、そんなことは放っといて音楽に耳を傾けよう。謎もなにも、実に優美な音楽です。バーンスタインはよくその美しさを引き出している。「威風堂々」も堂々。
発売元
ユニバーサルミュージックアーノンクールと彼の古楽器集団の組み合わせによる演奏の特質が、最も端的かつ効果的に発揮された記録であり、今後どんな新録が出てきても色褪せることのないエヴァーグリーン・ディスク。68年の録音だが、古楽器の特長をよく理解したウェル・バランス。
「樫のごとく強く、大地のごとく健やかに」は1997年の作品。弦楽合奏を中心としたナイマンらしいミニマル風の聴きやすい音楽。「聖母のヴェール」は、タヴァナーの代表作の一つ。神秘的で静謐な音楽に人気がある。演奏ではチェロのソロが物足りない。
最近というか今頃、音楽学者たちが日本の20世紀音楽を整理し始めている。これは61年録音の再発売。武満、外山とそれ以前の世代の音楽。むろんすべての傾向を網羅してるわけではない。時の流れは恐ろしい。私たち現代の聴衆はこれを楽しんで聴けるか?
日本語のナレーションによる「兵士の物語」。観世栄夫と観世寿夫のナレーションが凝っていて素晴らしい。演奏は少し淡泊だが、悪くない。今の日本の音楽界では考えられないような企画力と周到な準備による70年代の意欲的な録音といえる。
アルヘンタは44歳で亡くなったスペインの指揮者。絢爛な色彩と骨太で力強いリズム、そして濃厚な表現が一体となり、ムンムンとローカル臭を発散する魅惑的な音楽を聴かせてくれる。これほどスペインの“地”の雰囲気をストレートに伝える演奏も珍しい。