ジャンル : クラシック > 室内楽曲
マイナーズオンパレードーがばいわるぼうマイナーズオンパレードーがばいわるぼう
超絶技巧……を上回ってしまう超絶テンポですっ飛ばす1曲目が、本作のコンセプトを端的に表わしている。アンサンブル的な“蒸留感”はここにはなく、音楽家のワルノリすらあえてさらけ出す、サービス精神の徹底ぶり(特に「ラジオ体操の歌」)に脱帽だ。タイトルの意味は“すごい悪戯坊主”だとか。納得。
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番/ハイドン変奏曲 モーツァルト&ベートーヴェン:ピアノと管楽器のための五重奏曲ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番/ハイドン変奏曲 モーツァルト&ベートーヴェン:ピアノと管楽器のための五重奏曲
制作・出演
アマデウス弦楽四重奏団員 / サー・ゲオルグ・ショルティ / シーア・キング / ニール・ブラック / ノーバート・ブレイニン / ピーター・シドロフ / ブラームス / マレイ・ペライア / マーティン・ラヴェットペライアの渋い選曲の室内楽録音を組み合わせた2枚組。アマデウスSQのメンバーとの共演によるブラームス、イギリス室内管の管楽奏者たちとの共演によるモーツァルトとベートーヴェンだ。室内楽奏者としてのペライアの魅力を知ることのできる作品。
チャイコフスキー:≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ ラフマニノフ:悲しみ三重奏曲第1番チャイコフスキー:≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ ラフマニノフ:悲しみ三重奏曲第1番
ラン・ラン初の室内楽録音。しかし、アンサンブルの土台を築いているのはマイスキー。でも彼は特に引っ張ることなく、残る二人が自在に動き、持ち味を十分発揮できるように取りなしている。特にラン・ランの瑞々しい音色は印象的だ。レーピンも慎ましやか。
VOX ヴィンテージ・コレクション Vol.2::モーツァルト:弦楽五重奏曲全集VOX ヴィンテージ・コレクション Vol.2::モーツァルト:弦楽五重奏曲全集
発売元
日本コロムビア株式会社1950年代にドイツを中心に活躍したバルヒェット弦楽四重奏団にヴィオラのケッシンガーを加えた五重奏。旧き佳き時代の素朴な音色が聴ける。温もりのあるモーツァルトだが、彼らの演奏を懐かしいと思うのか、古いと感じるのかは聴き手の好みによろう。
ハイドン:弦楽四重奏曲 第39番≪鳥≫ 第63番≪ひばり≫ハイドン:弦楽四重奏曲 第39番≪鳥≫ 第63番≪ひばり≫
発売元
ユニバーサルミュージックスメタナSQの全盛時の録音といっていい、ハイドン「鳥」と「ひばり」。全編に緊張感が伝わってくるものの、抒情性と歌ごころにあふれた演奏だ。精緻なアンサンブルながらリラックスした雰囲気を漂わせる、稀有な演奏だ。
ヘキサゴン・オリジナルズヘキサゴン・オリジナルズ
発売元
キングレコード株式会社在京オケの手練れを中心に結集されたブラス六重奏ヘキサゴン。侍ブラスと一部重なるものの、ジャズには傾かず目論むはニッポン吹奏楽のコア&エッセンス。その道の大御所の作やサブカルトに接する音で固めたこのCDは、音、ウデともまさに、これぞ、の仕立。