ジャンル : クラシック > 室内楽曲
チェロとヴァイオリンが対等にわたり合う中をヴィオラが思わせぶりにすり抜けてゆく“トリオ”。4人の音楽が銘々に雄弁な自己主張を繰り広げて、それが絶妙に収束する「フィガロ」。まとめ役フォーグラーのチェロがあればこその、幾重もの愉悦の綾。
デル・マール校訂版によるシリーズ。各声部が主張すべきところをしっかりと主張して立体的に絡み合い、全体の響きにも充足感がある精緻なアンサンブルを聴かせている。と同時に、技術を前面に出した押し付けがましさや力みがなく、一貫して漂う親密な温かさが心地よい。
ヨーゼフ・レオポルト・アイブラー(1765-1846): ・弦楽四重奏曲 op.1、1-3 アイブラー四重奏団 Disc1 1 : Quartet for Strings in C minor, Op. 1 no 2 2 : Quartet for Strings in C minor, Op. 1 no 2 3 : Quartet for Strings in C minor, Op. 1 no 2 4 : Quartet for Strings in C minor, Op. 1 no 2 5 : Quartet for Strings in D major, Op. 1 no 1 6 : Quartet for Strings in D major, Op. 1 no 1 7 : Quartet for Strings in D major, Op. 1 no 1 8 : Quartet for Strings in D major, Op. 1 no 1 9 : Quartet for Strings in B flat major, Op. 1 no 3 10 : Quartet for Strings in B flat major, Op. 1 no 3 11 : Quartet for Strings in B flat major, Op. 1 no 3 12 : Quartet for Strings in B flat major, Op. 1 no 3 Powered by HMV
発売元
キングレコード株式会社モーツァルト8歳のときの通称「ロンドン・ソナタ」は、ヴァイオリン伴奏付きピアノ・ソナタとして知られているが、新全集でピアノ三重奏に分類された。本作ではその三重奏版での録音を収録。ファン必聴の1枚だ。
制作・出演
アルバン・ベルク四重奏団 / ギュンター・ピヒラー / ゲルハルト・シュルツ / トマス・カクシュカ / ハインリヒ・シフ / ハット・バイエルレ / ベートーヴェン / ヴァレンティン・エルベンABSQの最初のベートーヴェン弦楽四重奏曲全集からの1枚。ベートーヴェン後期の傑作を、明快に高らかに歌い上げる。峻厳さと平明さが見事に融合され、音楽の愉悦をも感じさせる稀有な演奏となっている。
ABSQの最初のベートーヴェン弦楽四重奏曲全集からの1枚。第13番と終楽章とするつもりだったと言われている「大フーガ」との組み合わせ。緻密なアンサンブルと緊張感の持続、そして豊かな歌心。ABSQの名演のひとつだ。
イギリスのエンデリオン四重奏団によるベートーヴェン・シリーズの第3弾。オリジナルの「大フーガ」を終楽章に置き、現行の終楽章も最後に収める。ベテラン・クァルテットらしい味のある演奏だ。最新の研究に基づく楽譜を使用している。