ジャンル : クラシック > オムニバス
このアルバムではドライヴ向けのリミックスが成される……ということは特になかった。律動的だったり、華やかだったりする曲を並べて、眠気に配慮したあたりがドライヴ向けなのだろう。突然ELTが登場したと思いきや、これが一番大人しかったりするのが面白かった。
さまざまなシチュエーション別に編まれたクラシック・コンピ、こちらのテーマは“胎教によい曲”。胎教によい=赤ちゃんの心にも優しく響く=「アヴェ・マリア」やモーツァルトのピアノ・ソナタ第11番など、リラックス系の定番曲がずらり。価格がうれしいので贈り物にも。
同時発売の全10タイトルがどんなものかまでは知らないが、全体にスッキリと抜けた感じを強調した、聴きやすいミックス・ダウンはこのレーベルの特徴という気がする。実際に仕事中に聴いて良い効果をあげてくれたこのアルバムは、看板に偽りなし、という感じ。
《デッカ・中世&ルネサンス文庫》の1枚。4枚組のリュート曲全集からの抜粋で、聴きごたえのある佳曲が揃っている。ルーリーを中心に、5人のリュート奏者の名演奏が聴ける。
発売元
ユニバーサルミュージックヒーリング・ミュージックのジャンルで新たな市場を開拓した『フィール』のシリーズ第5作目。韓国ドラマ『冬の恋歌(ソナタ)』のテーマ曲を筆頭に、今作も耳馴染みのある話題曲が満載だ。
19世紀以降の北欧音楽のオムニバス。収録曲をあえてシベリウスやグリーグなどの有名曲に絞らないことで、北欧音楽の多様性と、各作品の底流をなす民族的なメンタリティを俯瞰できる構成となっている。北欧作品への見識を広められる一枚。
発売元
キングレコード株式会社短時間で耳をキャッチするメロディの宝庫という意味では、かの『クラシカル・エヴァー』をも凌駕する内容なのだ。第2弾となるとなかなかに特徴的なセレクションや音源も登場してくるもので、1枚目の(5)や2枚目の(7)など、原曲の形で聴けるのは嬉しい、かも。
“愛”にもいろいろある。それをキーワードに収集したコンピレーション・アルバムだが、思いのほか面白く味わい深く聴ける。とくに、米良が歌うR.シュトラウスとサティ、ハンマーフリューゲルの伴奏によるヘフリガーのシューベルトなど、歌曲に聴きものが多い。