ジャンル : ジャズ > フュージョン
星へのきざはし星へのきざはし
毎年一作のペースで発表されているビル・チャーラップのトリオ第4弾。リリカルなバラードを弾かせれば天下一品なのでバラード中心の選曲だが、アップ・テンポな「ザ・マン・アイ・ラブ」や、ミッド・テンポの「スリーピング・ビー」でも十分聴かせる。
ミスティーミスティー
サイドメンのはずのレオンハートがリーダーのように感じる冒頭曲を含め、ユニット的な行き方のピアノ・トリオの作品。コンサバなピアノ・プレイヤーの中にあってケニーの活躍ぶりは際立っている。スタンダードを愛するジャズ・ファンに贈る極上の一枚。
my fairy talemy fairy tale
デビュー作に続き、ゴンザレス鈴木のプロデュースによる2作目。(1)や(6)に代表される穏やかで和めるヴォーカルが最大の持ち味だが、難度の高いメロディで軽快にスウィングする(5)では技巧の確かさをアピール。(2)がジャズ・ワルツに編曲されているのは新鮮に感じる。
アンクレット/阿川泰子〜シングス・ラブ・ストリーム〜アンクレット/阿川泰子〜シングス・ラブ・ストリーム〜
野力奏一ほか一流奏者を配したビッグバンドや総勢24名のストリングスによるゴージャスな音をバックにスタンダードを歌った2004年録音作。(2)の編曲は故ニック・デカロ。夢見心地の雰囲気がヴォーカルの質感に合っている。ギターとのデュオによる(9)の端正な表現もいい。