クライ・ミー・ア・リバー
日本ジャズ界を代表する巧者三人が、個々の味わいをメロウにたっぷり表現することを最重視。川嶋哲郎は説得力のあるフレーズと美しい音色で文句なく、岡安芳明は玉のようなトーンで魅了する。ドラムレスなので屋台骨となる上村信のキープ力にも注目だ。
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セプテンバー・ソングセプテンバー・ソング
名手三人が“銘曲”に挑む。スタンダード曲は聴き手の想いが強いはず、だから発表する側もかなりの意識で臨むはず。映画の「ひまわり」やマイルスの「ディア・オールド・ストックホルム」に注目して聴いてみた。ジャズらしく、しかし原曲のイメージを損なわぬ表現に気分が良くなる。これは本物だ。 2008/03/19 発売