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ギリシャを代表するエクストリーム・メタル・バンド、ロッティング・クライスト3年ぶりのスタジオ・アルバム『儀式』がついに完成! ミックス/マスタリングにはイェンス・ボグレン、ゲストにはパラダイス・ロストのニック・ホームズやサマエルのヴォルフらを迎え、 あらゆる音楽を喰らい尽くしメタル・シーンを新たな領域へと導くサウンドはまさに音楽による“儀式”だ! 2014年には来日も果たしたサキス・トリス(ヴォーカル、ギター)、テミス・トリス(ドラムス)兄弟率いるロッティング・クライストは 名実ともにギリシャを代表するエクストリーム・メタル・バンドだ。30年近いキャリアを誇り、これまでに11枚のオリジナル・スタジオ ・アルバムをリリースしてきた大ヴェテランによる3年ぶりのニュー・アルバム『儀式』(原題:Rituals)。ブラック・メタルからデス ・メタル、ゴシック・メタル、さらにはギリシャの伝統音楽まで、あらゆる音楽を喰らい尽くしてきた彼らの集大成とも言うべき本作は、 暗く重く、そして邪悪に美しく、まさにそのタイトルが示す通り「音楽による儀式」だ。グロウルからクリーン、合唱、 女性コーラスに至る多彩なヴォーカリゼーションを駆使、悪魔召喚から悪魔祓いまで、数々の儀式を見事に描写しており、 同じくギリシャの重鎮、アフロディテス・チャイルドの名曲「四騎士」をヘヴィに翻案したカヴァーも秀逸。 多彩なのはその音楽性だけではない。「世界中の儀式、神話からインスパイアされた」とリーダーのサキスが語る通り、歌詞にはギリシャ語、 英語はもちろん、フランス語、ラテン語、ヘブライ語、果てはサンスクリット語までが飛び出す。サマエルのヴォルフ(スイス出身・フランス語担当)、 パラダイス・ロストのニック・ホームズ(イギリス出身・英語担当)、ルードラのカシール(シンガポール出身・サンスクリット語担当)という、 使用される言語の多様さに呼応するゲスト陣も実に豪華。理解できない言語を使用することにより、ヴォーカルは聴く者にとって呪文となり、 楽曲はますます儀式となる。 前作に引き続き、ミックスとマスタリングを手掛けたのはイェンス・ボグレン。パラダイス・ロスト、エンスレイヴド、アーチ・エネミー、 カタトニア、アナセマなど、名だたるエクストリーム&ポスト・メタル・バンドのアルバムを手掛け、ゴシック・メタルからブラック・メタルまで、 あらゆるスタイルを知り尽くす彼と、一つのジャンルに縛られないロッティング・クライストの相性は完璧。とにかくヘヴィ、一方で実にクリアでも あり、一体感と分離性という、一見矛盾しているかのような二つの概念を見事に同時に体現している。 ーメンバーー サキス・トリス(ヴォーカル、ギター) テミス・トリス(ドラムス) ヴァン・エイス(ベース) ジョージ(ギター) ーゲスト・ミュージシャンー ヴォルフ(サマエル) ニック・ホームズ(パラダイス・ロスト) カシール(ルードラ)ほか <収録内容> 01.我らが神の名において 02.終焉の時 03.主よ来たれ 04.サタンへの連祷 (悪の華) 05.去れよサタン! 06.死 07.雷のごとき声 08.コンクス・オム・パクス 09.神々 10.四騎士 11.栄光か死か(ボーナス・トラック) 2016/02/12 発売