ダンシング・ウィズ・ザ・デヴィル
リンチ・モブは元ドッケンのギタリスト、ジョージ・リンチによるバンド。
ドッケンはアメリカのヘヴィ・メタル・バンドで80年代のLAメタル(グラムメタル、ヘアメタル)・ムーヴメントから登場した代表的グループ。
ドン・ドッケンが主宰し、ジョージ・リンチらのギターヒーローを輩出。
ドッケンが一度目の解散をした1989年に、
ジョージ・リンチ(Gt)、オーニィ・ローガン(Vo)、ミック・ブラウン(Ds)、アンソニー・エスポジート(Ba)によってリンチ・モブを結成。
1990年に『WICKED SENSATION』でデビューを果たす。
オーニィが解雇されるが、後任にロバート・メイソンを迎えて1992年に2ndアルバム『LYNCH MOB』をリリース。
その後、DOKKENのクラシック・ラインナップでの再結成に参加後、
再びオーニィを呼び戻して再結成を果たしEP『SYZYGY』を1998年に発表。
翌1999年にジョージ以外のラインナップを一新して3rdアルバム『SMOKE THIS』を発表。
以降、ロバートとアンソニー、マイケル・フローイン(DS)を迎えての4thアルバム『REVOLUTION』(2003)、
オーニィが再復帰して5thアルバム『SMOKE AND MIRRORS』(2009)、6thアルバム『REBEL』(2015)、
7thアルバム『THE BROTHERHOOD』(2017)といったフルレンス・アルバム、数枚のEPを発表している。
それと同時にジョージはSWEET & LYNCHやT&N、DIRTY SHIRLEYといったプロジェクトでもアルバムを制作している。
そしてデビュー30周年となる2020年、ジョージ、オーニィ、ブライアン・ティッシー(DS)、ロビー・クレイン(B)というラインナップで再編を行い、
デビュー・アルバムを再録音。『WICKED SENSATION REIMAGINED』というタイトルでリリース。
11thアルバム『Babylon』(2023)をリリース後、2025年1月のツアーをもってフェアウェルとなった。
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ドッケンが今様ヘヴィ・ロックに接近したのは、実はあなたの仕業だったのですね……と言いたくなる音。スーパー・ギタリスト、ジョージ・リンチ率いるリンチ・モブの新路線は、露骨な程にモダン・ヘヴィ。なのにそれでもギターには哀愁味があるのだな。 1999/03/17 発売
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2016年にドッケンに復帰して来日公演を行い話題となったジョージ・リンチが自己のバンド、リンチ・モブを率いて約2年ぶりにアルバムをリリース! 90年代初頭の彼らを思い出させるようなブルージーでグルーヴィーなハード・ロック・ナンバー満載! ジョージの妖艶なギター・プレイも健在だ! 80年代に大ブレイクしたドッケンが1989年に解散した後、ジョージ・リンチ(g)がドッケンのメンバーだったミック・ブラウン(ds)、 オニ・ローガン(vo)らと結成したリンチ・モブ。アルバム『ウィキッド・センセーション』(1990年)でデビューを果たした彼らは、オニに替わって、 ロバート・メイソン(vo)を迎えて、2ndアルバム『リンチ・モブ』(1992年)を発表したものの、バンドは解散。 その後、ジョージは再結成ドッケンへの参加をへて、90年代末にリンチ・モブを復活させる。 復活リンチ・モブではチューニング・ダウンをしたモダン・ヘヴィ・スタイルの音楽をプレイする一方で、ジョージは様々プロジェクトでアルバムをリリース。 すると、オニが再復帰して2009年にリリースした『スモーク・アンド・ミラーズ』からリンチ・モブは初期のような音楽性に戻ると、4曲入りミニ・アルバム 『SOUND MOUNTAIN SESSIONS』(2012年)、アコースティック・アルバム『UNPLUGGED LIVE FROM SUGARHILL STUDIOS』(2013年)、 新曲と既発曲をまとめた『SUN RED SUN』(2014年)、フル・アルバムの『レベル』(2015年)をリリースする。 その後、ジョージはストライパーのマイケル・スウィートとのプロジェクト、ドッケンに復帰してのジャパン・ツアー、キングスXのダグ・ピニック(b, vo)と KORNのレイ・ルジアー(ds)とのトリオKXMの2ndアルバム『SCATTERBRAIN』(2017年)などをリリースし、今回、リンチ・モブとしては約2年ぶりとなる アルバム『ザ・ブラザーフッド』を完成させたわけである。 アルバムに参加しているメンバーはジョージとオニの他にクワイエット・ライオット、グレイト・ホワイト、ドッケンなどでプレイしたショーン・マクナブ(b)、 元ブレットボーイズで、現在はバーニング・レインのメンバーであるジミー・ダンダ(ds)。アルバムのタイトルの『ザ・ブラザーフッド』は、 バンドは自身の第二の家族であり、兄弟であるという意味を込めて付けたということだが、ジョージらしいグルーヴィーなギター・リフを軸に ブルージーなフィールを交えたナンバーはどれも活きが良く、オニのエモーショナルな歌唱など、彼らの魅力を満載した内容になっている。 【メンバー】 オニ・ローガン(ヴォーカル) ジョージ・リンチ(ギター) ショーン・マクナブ(ベース) ジミー・ダンダ(ドラムス) 2017/09/08 発売