80年代以降、インディ系パワー・ポップ揺籃の地となっている米ミネアポリスから、カルトな才人がまた一人。ややもっちゃりした歌声含め、ルーファス・ウェインライトから倒錯性を抜いたような作風だ。2005年4月に日本発売された『シー』に続くセカンド。
ポップ愛好家には御馴染みのポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンの遺伝子を持ったシンガー・ソングライターの2作目(96年)。職人気質の曲もあれば、ブルー・アイド・ソウルもありと、ポップを共通項にした人見知りしない楽曲が数珠繋ぎで聴ける傑作。★ 2005/04/21 発売