THIRD TIME'S A CHARM
元Hi-STANDARDの横山健のソロ3作目。ソロといってもライヴの固定メンバーで作られ、ハジけるバンド感は興奮もの。楽曲も過去3作の中ではポップ性が一番高く、キュンキュンするようなメロディの嵐。それが疾走感とパンクの痛快さを持ってさく裂。
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難波の脱退が明らかになったHi-STANDARDを、今後も背負ってゆくと力強く宣言したKenの初ソロ。アコースティック、ファンキーな曲、ハイスタ王道メロコアなど、幅広い曲調を貫くメロディの豊かさが最高。あまりにも感動的な告白調の歌詞も凄い、一世一代の傑作だ。★ 2004/02/18 発売
セカンド『Nothin' But Sausage』からの先行シングル。ライヴのために結成したKEN BANDとの共同作業から生まれたのは、前へ前へと突っ走るハイスタ直系の高速メロディック・パンク感覚。走って走って10ccのパンク・カヴァー(4)で締める。シンプル。吹っ切れたのか。 2005/10/05 発売
Hi-STANDARDの横山健の1年9ヵ月ぶりのセカンド・アルバム。KEN BANDを率いての本作は、疾走感あふれる男前ナンバーがずらり、の快作。「君の瞳に恋してる」のカヴァーなど、“盛り上がり”を熟知したライヴ・バンドならではの構成と完全燃焼っぷりも◎! 2005/11/09 発売
NAMBA69とのスプリット、そして2マン全国ツアーと精力的に活動するKen Yokoyama。 単独名義としては2015年リリースの『Sentimental Trash』以来3年ぶりとなるセルフコンピレーションアルバム。 書き下ろしの楽曲を含め、長いキャリアの中で当時のシーンも蘇るであろうライブではお披露目されていたアルバム未収録曲や、 完全未発表曲まで含まれている。2004年結成以来、決して平坦ではない道を行き様々な経験を重ねその時代毎に ライブでのみ披露されてきた曲やコンピ収録曲等が一度に収録され、まさにキャリアを辿るような一枚にもなっている。 2018/10/10 発売
Ken Yokoyama 待望のフルアルバム"4Wheels 9Lives"発売決定!! 昨年9月にピザオブデスレーベル直販のみでリリースされたミニアルバム「Bored? Yeah, Me Too」が 絶賛ロングセラー中のKen Yokoyamaが早くも新作をドロップする。 …とはいえ2018年に未発表曲などを集めたセルフコンピレーション・アルバムをリリースしているが、 オリジナルアルバムとしては 2015年の「Sentimental Trash」以来実に約6年ぶりとなる(!)まさに待望のフルアルバムとなる。 本作はパンクバンドということを改めて証明するいわゆるツービートの曲を中心に、 ライブではすでにお馴染みのミドルテンポのナンバー「Helpless Romantic」(M5)など"横山節"全開の意欲作。 "4Wheels 9Lives"と名付けられた本作は「4Wheels=バンド」、「9Lives=不死身」をそれぞれ表現しており、 メンバーチェンジというピンチや、昨今の世界の情勢など、どんな状況にも屈しないバンドの強い意思をこの作品で感じ取って頂きたい。 逆境に強いこの漢たちはまさに不死身のバンドである。 2021/05/26 発売
Ken Yokoyamaの 約2年半ぶりとなる8thフルアルバム"Indian Burn"が完成! Ken Yokoyamaの2023年は凄かった。まずは5月に「Better Left Unsaid」、9月に「My One Wish」、 11月には「These Magic Words」と3枚のシングルを立て続けにリリースしてきた。 リリースだけでは無い。コロナ禍では行ってこなかったライブハウス公演を解禁し、帰ってきたパンクの王様を印象付けたかと思えば、 自身初の日比谷野音やLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)を含むこれまた初のホールツアーまでやってのけた。 これまでのKen Yokoyamaの活動からは想像出来なかった出来事だが、長い長いコロナ禍を黙々と音源制作やライブのあり方に向き合い、 逆境を乗り越えたバンドは気付けば新たな武器を手にしていた。そんな近年の集大成とも言うべき作品が今回のアルバムだ。 軽快なリフで幕を開けるオープニングナンバー”Parasites”では直球のメロディックパンクを披露したかと思えば、 ”Show Must Go On”ではミッドテンポに乗せて[なにがあってもショーを続けなければならない]と決意を歌う。 ライブではすでに定番曲になりつつある、先述の3枚のシングルからもリード曲3曲が収録と聴きどころ満載。早くも2024年年間ベストアルバムの登場だ。 2024/01/31 発売
Ken Yokoyamaがカバーアルバムをリリースする。横山健が参加しているバンドとしては、過去にBBQ CHICKENSが『Fine Songs, Playing Sucks』というカバーアルバムを2003年に発表しているが、Ken Yokoyamaとしては今作が初めて。 日本のミュージックシーンではカバーアルバムが流行った時期があったが、その流れとはまったく別と言わんばかりのタイミングでリリースするのが彼ららしい。元々、こういった作品を出したいという意志はあったはずだ。 そもそも、横山健はカバーの名手である。誰もが知るポップスの名曲に驚くようなアレンジを加えたり、ゲラゲラと笑いたくなるようなスパイスを加えたり、かつてない解釈を施すことで新たな魅力を引き出したり、過去数十年以上にわたって自身のオリジナル曲と同じぐらい高い評価を得てきた。 しかし、今作は少々方向性が異なる。タイトルは『The Golden Age Of Punk Rock』。 パンクロックの黄金時代の楽曲をピックアップした、明確なコンセプトをもつカバーアルバムだ。 若手ではなく、彼らのようなベテランバンドがこうしてパンクロックの名曲と真正面から向き合うことに、パンクロックへの最大限のリスペクトと愛情を感じずにはいられない。 彼らのようにキャリアのあるメンバーが集まったバンドによるカバーアルバムだからこそ、その選曲は大きな注目を集めるはず。メンバー4人がアイデアを出し合って決めたというラインナップはNOFX、Bad Religion、LAGWAGON、No Use For A Name、ALL、RANCIDといった、往年のパンクキッズなら誰もが知るバンドばかり。それでもまだ「なんであのバンドは入っていないんだろう」と気になってしまうのはKen Yokoyamaだからこそ。 さらに、楽曲のチョイスも非常に興味深い。なぜその曲を選んだのかそれぞれ理由を聞いていきたいぐらい好奇心を掻き立てられる。 サウンドからもオリジナルに対するリスペクトと愛情を感じる。意表は突かない。笑いもない。実直さが際立つアプローチに好感が持てる。 どの曲が一番とは言えない。聴く人によって熱くなる曲は異なるだろう。リード曲がNOFX「Stickin’ in My Eye」というのもいい。 NOFXは今年10月に終了するツアーを最後に解散することが発表されている。彼らを敬愛する横山だからこそのチョイスだと言える。 今作をただのカバーアルバム、ただの企画盤だと受け止められないのは、そこにバンドの強い意志を感じるからだ。 もちろん、こういう作品を出したかったという創作欲が一番だとは思う。しかし、これは長年にわたってシーンの先頭を突っ走ってきたKen Yokoyamaとそのメンバーからのパンクロックに対する恩返しでもあるのだ。 2024/10/16 発売