音楽むすび | ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集

竹澤恭子のデビュー20周年記念盤。正攻法で、楽器をしなやかに鳴らしながら存分に歌い上げてゆくスタイルは不変だが、以前よりも貫録を感じさせると同時に、微妙なアゴーギクで一段と繊細な表現を可能ならしめている(第2番第1楽章など)あたりに20年の歳月が育んだ円熟が認められる。まさに充実の一枚だ。

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