音楽むすび | レトリビューション

レトリビューション

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ドイツ出身のデス・メタル・バンドが2006年に発表したファースト・アルバムの新装版。ブルータルなデス・メタル色に彩られながらも、ソロの構築性にはプログレッシヴの萌芽が確認でき、『コスモジェネシス』との地続き感はしっかりと存在している。ポーランド勢の猛者、ベヒーモスとヴェイダーのカヴァーが追加で収録。

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ドイツのテクニカル・デス・メタルの帝王、オブスキュラのニュー・アルバムが登場。 名作『Cosmogenesis』、『Omnivium』期 のメンバーが復帰。テクニカルでありながら超メロディック、 ⼀切の聞きにくさを感じさせないオブスキュラ・スタイルに磨きがか かる。ミックス/マスタリングはフレデリック・ノルドストローム! 【日本語解説書封入/歌詞対訳付き】 80年代中盤にデス・メタルという新しいスタイルの音楽が登場した時、それは決してテクニカルさを売りにしたものではなかった。 というよりむしろ、デス・メタルとはカッチリとした演奏とは無縁のドロドロとした音楽だったと言っても過言ではない。 だが、その後デスの方向転換やエイシスト、シニックなどの登場により、テクニックの追求がデス・メタルの命題の一つとなっていく。 そんなテクニカル・デス・メタルの一つの頂点を極めたのが、このオブスキュラであろう。出身はドイツ、結成は02年。 06年に 『Retribution』で衝撃のアルバム・デビューを果たすが、その後リーダーでギター・ヴォーカル担当のシュテフェン・クメラー以外の全員が脱退。 メンバーチェンジはオブスキュラのお家芸となっていく。09年には同じくドイツのテクニカル・デス・メタル・ バンド、ネクロファジストにいたギタリスト、 クリスティアン・ミュンツナーを引き入れセカンド・アルバム『Cosmogenesis』を発表。 本作はアメリカの大手レーベル、リラプス・レコードからリリースされたこともあり、オブスキュラの人気はさらに大きなものになっていった。 11年にはサード・アルバム『Omnivium』を奇跡的に前作と同じラインナップで発表するも、またまたシュテフェン以外のメンバーが脱退。 その後もメンバーチェンジを経つつも、『Akróasis』(16年) 、『Diluvium』(18年)とアルバム・リリ -スを重ね、その人気を不動のものとした。 そんなオブスキュラが⻑年ホームとしていたリラプスを離れ、ドイツの⼤⼿ニュークリア・ブラストへと移籍。 6枚目のアルバム 『ア・ヴァレディクション』をリリースする。前作からのメンバーチェンジももちろん有り。と⾔うか、 今回は名作と名高い 『Cosmogenesis』〜『Omnivium』期のギタリスト、ベーシストが復帰しているというのだから、嬉しい限り。 本作についてシュ テフェンは「オブスキュラの新たな⾼みを見せる非常に個人的なアルバム」だと語っている。 テクニカルなデス・メタルなんて言うと、身構えてしまう人も少なくないかもしれないが、そこは心配ご無用。 オブスキュラのスタイルはテクニカルでありながら、聞きにくさは一切感じさせぬもの。調性やメロディがはっきりしているし、 過度に複雑な変拍子まみれなんていうこともない。むしろメ ロデス・ファンにもアピールするであろう楽曲は、もちろん本作でも健在。 流麗すぎるギター・ソロにも、ますます磨きがかかる。 ぜひ多くのエクストリーム・メタル・ファンに聞いてもらいたい傑作だ。 ミックス/マスタリングはフレデリック・ノルドストローム! 【メンバー】 シュテフェン・クメラー(ヴォーカル、ギター) クリスティアン・ミュンツナー(ギター) ヨルン・パウル・テセリン(ベース) ダーヴィト・ディーポルト(ドラムス) 2021/11/19 発売

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