ダック・スタブ、バスター&グレン
アヴァンギャルド・ミュージックの重鎮、レジデンツの78年発表作品が世界初紙ジャケ化。小品が並ぶ本作は彼らにしてはポップで聴きやすく、ビギナー向けの作品といえるものの、遊び心と革新性、既成概念に捉われない音楽は、三十数年の時を経た今も刺激と魅力に満ちている。
関連音楽
ミート・ザ・レジデンツミート・ザ・レジデンツ
“4人”がエビやヒトデと化している裏ジャケ写真ひとつ取っても、毒気満点。目玉のアイコンこそまだ登場していないものの、ロック界きってのカルト集団の名に恥じない74年発表のファースト。基本、ここから変わってないとも言える。13曲目以降はボーナス。世界初の紙ジャケ仕様。 2009/12/09 発売
ノット・アヴェイラブルノット・アヴェイラブル
プログレッシヴな手法を基本に前衛的な音空間を構築したアート集団の実質上のセカンドとされる、74年制作で78年発表作の紙ジャケ復刻盤。あえて不協和音的なコーラスや哀愁のメロディを随所にちりばめ、シュールな世界を展開。ポップ曲を含むボーナス・トラック6曲を追加。 2010/02/17 発売
エスキモーエスキモー
79年に発表された問題作の紙ジャケ・リイシュー盤。エスキモーの音楽という設定で全編架空の民族音楽風アルバムを作ってしまう発想も凄いが、その上で少数民族問題や環境問題など、鋭い文明批判となっているのが彼らならでは。フレッド・フリスらがゲスト参加した曲など、ボーナス7曲も貴重。 2010/02/17 発売