DREAM -五木ひろし J-POPを唄うー
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都会的なセンスが五木の売りのひとつかと思っていたが、こうしてまとめて聴いてみると、かなり泥臭い演歌っぽさが根底に強くあることが分かる。ポップな曲でもけっこう粘り気が強い。田舎もんの都会風な装いが彼の魅力なんだ。意外に保守本道なんだ。 1996/10/21 発売
粋でいなせ、と定評のある五木ひろしの“股旅もの”総集編ともいうべき新作アルバム。三波春夫「雪の渡り鳥」、橋幸夫「潮来笠」から氷川きよし「箱根八里の半次郎」までカヴァーした。 2001/06/27 発売
歌謡界のリーダー、五木ひろしの華々しい歩みを、NHK『紅白歌合戦』で歌唱した楽曲によって振り返るベスト盤的性格の2枚組。全30曲で聴かれる五木節の魅力にファン感涙間違いなし。 2002/07/24 発売
今は亡き昭和演歌界を代表する3人の歌手、三橋美智也・春日八郎・村田英雄を偲んで、五木ひろしが捧げる歌のアルバム。それぞれタイプの違う3人の曲を、歌唱力のある五木が情感たっぷりに歌い上げる。 2002/09/25 発売
2003年に55歳を迎える五木ひろしのオリジナル・アルバム。作詞:阿久悠、作曲:船村徹による全作品書下ろしで、力の入れようが伺える。歌謡アルバムの名盤として大切に聴きたい1枚。 2003/06/25 発売
五木ひろしの代表曲を収録したベスト選曲集。「千曲川」「契り」「夜空」「山河」などはニュー・ヴァージョンで聴かせる。ムード歌謡系のソフトな歌声による「そして…めぐり逢い」、「傘ん中」ではレキント・ギターにのっての泣きの歌唱など五木節は変幻自在。 2003/09/03 発売
今もカラオケ・ファンに愛され続けている五木ひろしの大ヒット曲「長良川艶歌」と「おまえとふたり」のベスト・カップリング盤。キーを半音下げたオリジナル・カラオケをフル・コーラス収録。 2003/12/21 発売
2004年に芸能生活40周年を迎えた五木ひろしの、本人選曲による記念ベスト・アルバム。デビュー曲である「新宿駅から」や「アカシア挽歌」などヒット曲が満載。40年の集大成が聴ける。 2004/06/23 発売
古賀政男生誕100周年記念企画、そして五木ひろし芸能生活40周年記念企画として、昭和49年7月に発売された古賀政男作品集『影を慕いて』を復刻。エヴァーグリーンな名作の初CD化だ。 2004/08/25 発売
小説家、五木寛之にちなんで付けられた芸名“五木ひろし”の縁が、35年を経て五木寛之・作詞、五木ひろし・作曲の「ふりむけば日本海」となった。若き日に演歌の竜(馬渕源三)について作詞修行しただけに、五木ひろしのコブシに合った演歌となっている。 2005/03/13 発売
五木ひろしの2006年に向けてのベスト・アルバム。なかでも注目の曲は、一段とあくを強めている堀内孝雄とのデュエット「ふたりで竜馬をやろうじゃないか」と、五木のヴォーカルがうまい感じに生かされている夏川りみとのデュエット「ディゴとはまなす」だ。 2005/10/26 発売
演歌ではなく、艶歌が14曲+カラオケ1 曲。(1)(3)は新録音版。男と女の切ない恋模様を、情感タップリに唄いあげている。こういう世界になると、五木ひろしの独壇場。粘るような唄い方でありながら、繊細な余韻をのこしてサラリと仕上げ、技ありの一本。 2006/07/26 発売
五木ひろしがこれまでに出会った作曲家/作詞家と制作した曲を集めたコンピレーション・シリーズの「作詞家編」。阿久悠や松本隆、なかにし礼、そしてつんく♂といった作詞家たちによる楽曲が並ぶ。 2006/08/23 発売
全16曲、ファンにはお馴染みの曲ばかりだが、(3)(8)(11)はニュー・ヴァージョン。また(6)は藤山寛美17回忌追悼歌。重厚感に満ちた五木節は楽曲の解釈の巧さ、説得力のある歌唱で、安心して聴いていられる。男の孤独な姿を唄った(2)が深く印象に残る。 2006/10/25 発売
「ゆめかぜ」は、石坂まさを作詞・弦哲也作曲・前田俊明編曲というトリオの作品。ツボを抑えた仕上がりで、五木ひろしの表現力の豊かさをいかんなく発揮。「新宿のひと」は、たかたかし・五木・竜崎孝路の作品で、五木メロディがジンワリ心に染みる。 2007/05/09 発売
自身のヒット曲を含む、大正から平成までの名曲で構成した3枚組のライヴ盤。かつて、本作にも収録されている「千曲川」で披露した日本人の心や叙情性、旅情を最大限に拡大したような趣があり、軽やかさと粘りのある、丁寧な表現力がやはり最大の聴きもの。 2007/08/22 発売
作詞家・阿久悠作品を歌った追悼&トリビュート・アルバム。「もしもピアノが弾けたなら」「熱き心に」などポップさが欲しい曲でのドスをきかせた五木の歌唱は違和感があるが、これが五木らしさ。それだけにアコースティック版の「傘ん中」「献身」は秀逸。 2007/09/21 発売
パリ旅行の際に撮ったカフェでの写真をジャケットにした全曲集。“寂しがりやの野菊”にジーンとくる最新曲「ゆめかぜ」、“夜に爪切る音がする”に哀しさが見えてしまう「蝉時雨」など、哀しさと涙に満ちた歌こそ五木の過剰なまでの情感が生きてくる。 2007/11/21 発売
50代最後の“五木演歌”は、「女ひとり」(94年)以来となる作詞家、荒木とよひさとのコンビによる自作曲で、命がけの恋に生きる女性を熱く、切々と歌う。たかたかし、岡千秋の共作によるカップリング曲も、北の厳しい自然と女性の恋心が絡み合う力作だ。 2008/02/06 発売
「ふるさと〜'08バージョン〜」はオリジナルに比べ軽いタッチの仕上がりで、平成版田園ソングといった趣。五木ひろしのサラリとした歌唱もアレンジに巧くマッチしている。「契り」は阿久悠の作詞、五木の作曲で、シットリした詞がジンワリ身に沁みる佳作。 2008/03/05 発売
五木ひろしの2008年11月発表のシングルは、切ないラヴ・ソング。格調高い喜多條忠の詞に、ヒットメイカーの三木たかしが曲を付けた作品で、五木の伸びやかな歌声が感動を誘う。 2008/11/19 発売
堂々といつもの演歌コブシでアメリカン・ポップスを歌う五木ひろしに脱帽。『アメリカン〜』収録のキュートな歌声の松浦亜弥とのデュエット曲「ヘイ・ポーラ」ではコブシの落差を堪能、「愛さずにはいられない」ではレイ・チャールズのR&Bコブシとの相似性を想像させたりもする。英語ヴァージョンの「よこはま・たそがれ」「待っている女」も聴き逃せない。シャンソン&カンツォーネを歌うとき、五木の声の重さが際立つ。だが『哀愁の〜』収録のフリオ・イグレシアスの「黒い瞳のナタリー」やアダモの「雪が降る」などはピッタリとはまっている。『江戸の夕映え』では都々逸を織り込んだ「浅き夢みし」やノリノリの「大江戸瓦版」「ヘヘイ弥次さん ホイ喜多さん」など江戸期を舞台にした歌で五木節を展開。 2009/02/25 発売
歌手生活45周年を記念した、アメリカン・ポップスのカヴァー・アルバム。松浦亜弥とのデュエットによる「ヘイ・ポーラ」をはじめ、1950〜60年代の名曲の数々が多彩なアレンジと巧みなヴォーカルで楽しめる。 2009/02/25 発売
五木ひろしの歌手生活45周年記念シングル第2弾。91年、ちあきなおみの事実上のラスト・シングルとして発売された作品のカヴァーで、この曲に対する五木の思い入れの深さを感じる仕上がり。詞とメロディの哀感を、語りかけるような歌唱で切々と伝える。 2009/05/13 発売
歌手生活45周年を記念し、自らの企画・選曲により昭和32年作品の「柿の木坂の家」から平成18年作品「愛のままで…」まで約50年間のヒット曲をカヴァー収録。演歌からポップスまで歌いこなす五木が、サザンや長渕の曲もみごとな五木色に染めている。 2009/06/24 発売
6曲のニュー・ヴァージョンを含む全曲集で、意外な面白味もある。「よこはま・たそがれ」はかつての五木ならではの歌声としか思えない彼の魅力だった乾いた情感をかもし出す歌唱だ。この曲や「千曲川」、さらに「長良川艶歌」でみられるウェットな歌唱への変化が、歌手・五木の変遷を感じさせる。 2009/11/06 発売
昭和歌謡の希代のヒット・メイカー、浜口庫之助の数ある楽曲から全14曲、五木ひろしがバラエティ豊かな作品群を絶妙の味で唄いあげている。「バラが咲いた」「黄色いサクランボ」が五木節でどう変身しているかなど、聴きどころテンコ盛りだ。ミッキー吉野のアレンジも、ハマクラ色を活かしつつ、現代の空気感を見事に伝える。 2009/12/02 発売
作曲家兼ギタリストである木村好夫の追悼盤に初収録された96年の楽曲を再録音したのが「おしろい花」。哀愁漂うギターの音と、別れた女性への残る恋心を歌い上げるヴォーカルは、ドラマ性があり感傷的な気持ちになる。一方で、重々しくないアレンジとコーラスが聴きやすく、気軽に口ずさめる娯楽性も併せ持つ。 2010/02/03 発売
五木ひろし自身がギターを弾き、歌っている。新録の「凍て鶴」でのこれでもかといった情感を込めた歌唱こそ、五木ひろしの本領発揮といったところだろう。“涙ぐせ不幸ぐせ”と歌う新曲「おしろい花」では、情感の込めかたも緩めとなっている。コブシというよりも、声圧といったもので演歌にしている。 2010/04/28 発売
五木によるカヴァー曲集の第2弾。コブシをきかせた平原綾香の「Jupiter」や山下達郎の「Ride On Time」のカヴァーで腰を抜かすだろう。コブクロの「蕾」ではまるで別の曲となっている。つねに五木の居場所に歌を引き寄せているのが凄い。半端なカヴァー作品でないところはさすがだ。 2010/08/25 発売
芸名を五木ひろしとしてから40周年を迎えた記念第1弾シングル。またカップリングには2006年にリリースされた「雪見酒」のアレンジを一新して収録。しっとりと大人の悲恋情話を切々と歌い上げる五木演歌の真骨頂。季節的には一足早いが、白い雪景色がよく似合う。 2010/08/25 発売
演歌の大御所、五木ひろしのデビュー40周年記念4枚組全40曲。デビューの71年から10年ごとに、それぞれ1枚にまとめられている。五木ひろしになる前からプロとしてのキャリアを積んできた人だけに、デビューした時から唄の巧さは群を抜いていたが、円熟味を増すに連れて奥深い包容力が感じられるようになった。「よこはまたそがれ」「待っている女」「夜空」「長良川艶歌」などの大ヒット曲はニュー・ヴァージョンだが、それもまた五木演歌の成長ぶりがうかがえて面白く聴ける。 2010/09/29 発売
ヤクザ者や渡世人などをうたう、オリジナルの「旅鴉」を含む股旅作品。芝居や映画などの主人公に託された人生の哀歓をうたった戦前からの股旅歌謡名曲をカヴァーしている。五木ひろしがうたうと、さほど古さを感じさせないのが面白い。彼の得意とするジャンルの歌だけに、時にくどいと思えるコブシが快感となっている。 2010/12/08 発売