典礼文から「怒りの日」をはずした構成は、死者のためというよりは残された人のためにともいえる、いつくしみに満ちた名曲。女声合唱とソプラノ・ソロに児童合唱とボーイ・ソプラノを用いた、実際の教会でのミサを思わせる静かで、敬虔な演奏だ。