バーニン・イン・ザ・ウッドハウス
ベテラン健在をアピールしたジャクソンによる御機嫌なアルバム。当時のジャズ・シーンを代表する若手を相手に、ヴァイブの巨匠がブルース・フィーリング丸出しで得意のマレットさばきを披露する。それに若手たちが真剣なプレイで応えている姿も清々しい。
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若きクインシーの編曲によるミルト・ジャクソンの大作。MJQでの抑制されたプレイとは異なり、ここでのミルトは元気一杯ブルース・フィーリング溢れる演奏を聴かせる。大型編成でもソロ重視の構成だけに全員の持ち味が表出している点も魅力。 1991/01/25 発売
ブルージーなヴァイブ奏者として定評のあるジャクソンが、「ジャズ・テナーの父」と称されるホーキンスと共演した興味深い作品。いわゆる「顔合わせの妙味」が光る1枚だが、ここではお互いの感性を損うことなく、端正な演奏が繰り広げられている。 1992/05/25 発売
本作は何とクインシー・ジョーンズの“クエスト”レーベルからのリリースだ。プロデュースはアンドレ・フィッシャー。といってもミルトのスタイルはなんら変わりなく、オーケストラをバックに、スウィンギーなソロを聴かせてくれている。 1993/06/08 発売
聴く度に驚かされるのが、この人のブルース感覚だ。まったく衰えていない。本作でも当時売りだし中だったジョシュア・レッドマンを迎え、じつにツボを押さえた安定感のある演奏を聴かせる。マンネリのようでマンネリでない、普遍的な魅力を感じさせるアルバムなのだ。 1994/06/10 発売
ヴァイブの巨匠ジャクソンによる堂々たる作品。エッタ・ジョーンズが3曲にゲスト参加しているのをはじめ、このアルバムは過去の偉大なシンガーに捧げられている。お馴染みのレパートリーがジャクソン流のブルージーなサウンドの中で軽快に響く快作。 1997/06/25 発売