LIVE IN CAMP DRAKE
戦争が“テレビ・ゲーム”になってしまった平成ニッポンに生きてると、あの日比谷野音での頭脳警察のアジテーションすら「子供だましの伝説」と思いかねないほどボケこいちまう。歌詞カードで(2)の「グラス」が「……」と印刷されているのはいかなるわけか。
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今より少し若いパンタの声が生々しい頭脳警察のセカンド。思いおこせば、このアルバムは発売1ヵ月後に発禁になったのだ(72年5月のリリース)。時代性に伴う政治的な過激さは勿論だが、歌を作って歌うという基本的なエモーションの量がものすごい。 1990/09/21 発売
結成40周年、18年ぶりのアルバムを記念して、90年に1年の期限付きで再結成した際の3作がリイシューされた。『7』(90年)は藤井一彦や下山アキラが参加。パンタの声が怒っている。『LIVE IN CAMP DRAKE』(91年)は朝霞の米軍基地跡でのライヴ。ヒット曲を惜しげもなく披露。『歓喜の歌』(91年)はスケジュールの都合で再結成活動終了後にレコーディングされた作品。『7』と比べてパンタの声は落ち着いているが、テーマはかなり重い。タイトル・ナンバーには、清水ミチコや荻野目洋子など多彩なゲストがコーラスで参加。 2009/10/28 発売
再結成後の90年11月11日に米軍朝霧基地跡で行なわれたライヴの模様を収めたアルバム。「銃をとれ!」「さようなら世界夫人よ」といった往年の名曲から最新ナンバーまで、彼らの活動の軌跡を俯瞰できるベスト集的ラインナップ。 2009/10/28 発売
1年の期間限定再結成の活動を終え“自爆”した後に何の予告もなく突如リリースされた、90年代頭脳警察の置き土産ともいうべきアルバム。70年代から歌われていた重要ナンバー「最終指令“自爆せよ”」も収録。 2009/10/28 発売