ちょっぴり切ないのに聴いているだけで元気いっぱいになれる、まさに良心的としか形容が見つからないギター・サウンド。LAのトリオによる97年の作品だが、グランジ通過後にたどり着いた、本来のロックとメロディへの敬愛が強く感じられる仕上がり。
米ビック・ディールからのパワー・ポップ。英国的な表情をしており時にXTCやポール・マッカートニーも彷彿。甘いメロディ、パンキッシュな疾走、曲によってはサーフなどをカラフルに使い分けた、軽いフット・ワークの利く青空牧歌が清々しい。3枚目。 1999/03/20 発売