ザ・キュアー
ゴスの神様が放つ4年ぶりの13作目。激重音楽の芸術家ロス・ロビンソンのプロデューサー起用は一見意外だが、硬いギターの音が軋む混沌のなかでロバート・スミスの歌の奇矯さや突出性を際立たせる扇情サウンドに納得だ。“今”という時代とザ・キュアーの見事な融合だ。★
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パリスパリス
英国以上に高い人気を誇るフランスはパリでの昨年10月のライヴ作。2枚目の『ショウ』は“ウィッシュ・ツアー”のほぼ忠実な記録だったが、本作は初期のナンバーも含め、よりディープでコアなキュアーの魅力を伝える選曲だ。より深く重い音世界を満喫。 1993/12/05 発売
ザ・サーティーザ・サーティー
ニュー・アルバム『ワイルド・ムード・スウィングス』からのファースト・シングル。2曲のアルバム未収録曲もある。ホーンやピアノでアレンジを施したタイトル曲なんかを聴けば、ゴスのイメージから脱皮しようとする新たな意志が感じられる。 1996/06/05 発売