落語の世界 その1 桂小米朝
上方の若旦那の初CDは、それぞれに特徴的な若旦那が登場する噺が並ぶ。伸び伸びとして、ホンワカした語り口に育ちのよさが感じられて、若い頃の志ん朝を思い出す…とはヨイショがきつい? 久しぶりに若旦那の色気を素で演じられる噺家が登場した。
関連音楽
落語の世界 桂 小米朝 その二 高津の富/桃太郎落語の世界 桂 小米朝 その二 高津の富/桃太郎
六代目松鶴の十八番だった「高津の富」だが、小米朝は伸び伸びと語る。口跡とテンポのよさが若々しさを感じさせて心地よい。主人公の演じ方も品よく(?)その後の展開とのギャップをより明確にしている。「桃太郎」の枕は秀逸で、噺を活かしている。 1999/02/24 発売
落語の世界 3落語の世界 3
米朝一門の実力派ベスト5を特集したシリーズから、米朝の長男・桂小米朝の高座第3弾。大阪サンケイホールで独演会を開く力量の持ち主。「はてなの茶碗」ほか、若手らしい語り口が味わえる。 2001/12/06 発売
落語の世界 その4落語の世界 その4
マクラで“人間国宝”の息子のプレシャーをふって客をつかんでいるが、ノビノビとした芸風はさすが落語界ええとこのボン代表。上方落語というと賑やかに語りまくるというイメージが強いが、この人の高座からは船場あたりの若旦那の品のよさが伝わってくる。★ 2002/04/17 発売