ガーシュイン:'ポーギーとベス'組曲
東ドイツのオーケストラによるガーシュウィンというところが何ともおもしろい。先入観を抜きにして素直に聴いても、(3)でのモノ・トーンでくすんだ響き、わざとそれらしさを出そうとした遅れ気味のリズムなど、やはりドイツの演奏になっている。異色作である。
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