ベン・ウェブスター・ミーツ・ビル・コール
ウェブスター晩年の演奏はどれをとってもブレスが過剰で、この咽び泣くテナー・サウンドにしびれる人は別として、オーバーな表現には辟易させられることもある。この作品もちょっとやり過ぎで勘弁してもらいたいが、それを救っているのがコールマンだ。
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サックスの巨匠ベン・ウェブスターが、65年にコペンハーゲンにおいて現地のミュージシャンと共演したスインギーな1枚。ここでは「全盛期」を思わせる深みのあるブローイングを披露。エリントン・ナンバーとスタンダード中心の選曲も親しみやすい。 1990/04/25 発売
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ちょっと「クサイ」ほどはまった、名手ウェブスターによるバラード集。いってみれば演歌の世界。好き嫌いは別として、誰をも納得させてしまう説得力を持っている。ベン氏の余りの好調ぶりを前に、近年人気のK・ドリューも些か影がうすい。 1992/12/21 発売