50年代から90年代までの作品が収められているが、それらはさほど実験的ではなく、微かに民族的な匂いのあるものや、新古典的なスタイルがほとんど。リゲティの関心は、繊細に耳を研ぎ澄ますと言うより、響きを鋭く対立させぶつけるところにあるようだ。