テキーラ・ムーン
ティアドロップスを率いて78年に発売された3rdアルバムは、プライヴェートな問題を克服して精神的にスッキリの意欲作。バック・コーラス、キーボードは70年代和製ロック風。「セクシャル・バイオレットNo.1」の、松本隆、筒見京平のラインも健在。
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ヒットCM曲「セクシャル・バイオレットNo.1」を中心に構成された桑名正博のベスト・アルバム。ロッカー桑名正博というよりも、ロック系の歌謡曲として見事なまで成立していたのがわかる。20代の歌ともいえそうで、このタイプの歌は渋く格好良い。 1994/11/23 発売
前作から僅か9ヵ月という異例のスピードで発表された。外国作家の未発表曲2曲を含むオリジナルも悪くないが、10年前の自作曲のセルフ・カヴァー(5)とE・クラプトンの名曲のカヴァー(7)が圧巻。特に日本語で歌っちゃう(7)は、この人ならではの大胆な暴挙。 1995/07/25 発売
役者としての活動の方が目立ったころもあったが、やっぱりこの人は根っからのロック・シンガーだ。このアルバムでも重心の低いバンド・サウンドをバックに、天性のバネのある歌をたっぷり披露。楽曲はややバラツキが目立つが、(1)は彼の魅力を十二分に伝えてくれる。 1996/08/20 発売
全曲、阿久悠の作詞になる約3年ぶりの新譜。「セクシャル・バイオレット…」は今は昔。ゴンタな桑名のぼんぼんも、今じゃすっかりイイ大人。アダルトやのぅ。阿久悠の世界をオッサン臭いと思うオレはまだ青尻小僧なのか!? ま、ちょっと渋すぎるかな。 1996/08/20 発売
ほんのちょっぴりながら、絶頂期だった70年代の匂いが復活した本作。歌のうまい奴ァ歌詞にもたれかからないからやっぱりええのォ〜という、この人にしてみれば実は当然、なレベルはクリアーされている。かと言って詞の安直には、さすがにすごいものがあるが…。 1996/08/20 発売
前作より4年半ぶりとなる96年のアルバム。全11曲中自らの作曲は3曲で、作詞はすべて作詞家への依頼。楽曲的にも、ロックというよりメロディアスなシティ・ポップスというムードのものが多く、ヴォーカリスト桑名正博を楽しむアルバムといってもいいだろうか。 1996/12/09 発売
色っぽいヴォーカルといえば、30年になんなんとする日本ロック史上、この人が空前にして絶後だ。もって生まれた色気だけにコビがなく品の良さが感じられて、それだけ魅力は倍増する。こういうシンガーをもっと活躍させる土壌が欲しいなとつくづく思う。 1999/04/21 発売
大ヒット曲「哀愁トゥナイト」「セクシャルバイオレットNo.1」ほかを収録した、桑名正博のベスト・アルバム。天性のソウルフルな歌声は圧巻。何気ないハミングからも、濃厚な男の色香が漂ってくる。 2005/04/20 発売
レコード・デビュー35周年を記念して発売されたベスト盤。ファニー・カンパニーのデビュー・シングルの「スウィート・ホーム大阪」から自分で作詞作曲もした新曲の「夜の海」「神の国まで」まで収めた。大ヒットした「セクシャルバイオレットNo.1」のような曲もあるが、日本におけるAORとも言いたくなる趣が感じられて興味深い。 2008/01/23 発売