FUN9
元エル・アールという説明ももう必要ないかもしれない、嶺川貴子のセカンド・アルバム。“fun 9”でファンクと読ませる。コンセプトは“手芸風ファンク”とのことだが、ヤン冨田のような実験音楽的な匂いが漂う。といっても、総体的にはポップな作りといえるが。
関連音楽
Roomic Cube〜a tiny rRoomic Cube〜a tiny r
プリンセス・オブ・モンド、嶺川貴子のファースト・フル・アルバム。バッファロー・ドーターのシュガー吉永やムーグ山本を迎え、ナチュラルでしかも人工的なサウンドを聴かせる。サウンドへの美意識で構築された、繊細で頑丈な世界こそが彼女の個性です。 1996/05/25 発売
アスレチカアスレチカ
前作『ルーミック〜』が話題になった嶺川貴子の97年のミニ・アルバム。バッファロー・ドーターとの新録(3)以外の全曲がアステロイド・デザート・ソングスのプロデュースによるもので、“アスレチックなカンジ”をモチーフにしたポップな盆栽的小宇宙を作り上げている。 1997/02/26 発売
クラウディ・クラウド・カルキュレータークラウディ・クラウド・カルキュレーター
2ndは、ポップでテクノなサウンドにキュートなヴォイスが見え隠れして、コンセプトである“雲の旅”さながらの浮遊感にあふれている。クラフトワークやY.M.O.を遊び心でつまみ食いしたようなカラフルなサウンド、それでいてさりげないところがこの人の魅力。 1997/12/10 発売