音楽むすび | ザ・ジェスター・レース

ザ・ジェスター・レース

ザ・ジェスター・レース

スウェーデン出身、デス・メタル・バンドの2作目。様式美メタルにも通じるギターを乗せたメロディアスなサウンドは、従来の重々しさと激しさで押すデス・メタルとは違い、“叙情”や“テクニカルな味わい”がある。新世代の到来を感じさせる1枚だ。

関連音楽

イン・フレイムス ライヴ・イン・スウェーデン〜サウンズ・フロム・ザ・ハート・オブ・ヨーテボリイン・フレイムス ライヴ・イン・スウェーデン〜サウンズ・フロム・ザ・ハート・オブ・ヨーテボリ

スウェディッシュ・メロディック・デスメタル界の最重要バンド=イン・フレイムス! 地元ヨーテボリのファンを熱狂の渦に巻き込んだ最強ライヴ作品『サウンズ・フロム・ザ・ハート・オブ・ヨーテボリ』 発売決定! デビューアルバム~最新作の中からバンドの歴史を象徴する選りすぐりの20曲をパフォーマンス! 1990年に結成されたイン・フレイムスは、アット・ザ・ゲイツやダーク・トランキュリティと並び“メロディック・デスメタル"を 世界規模で拡散させた御三家の一角である。そして“ヨーテボリ・サウンド"を生み出したスウェーデンの最重要バンドの ひとつであり、世界中のメタルバンド、特にメタルコア・バンドには多大な影響を及ぼしている。 バンドは、アグレッシヴなメロディック・デスメタルから徐々にエモーショナルなオルタナティヴ・メタルへと音楽性を シフトさせつつも、これまでに11枚のスタジオ・アルバムを発表、精力的に世界中をツアーしながら強力なファンベースを 築き続けている。 そのイン・フレイムスがファンに送る今作は、デビュー作『Lunar Strain』(1994年)から最新作『Siren Charms』(2014年)までの 作品の中から選りすぐりの楽曲がハイエナジーのライヴ・パフォーマンスで20曲収録。スウェーデンのヨーテボリにある14,000人 収容のスカンジナヴィアム・アリーナに集まったオーディエンスたちの熱狂ぶりもビシビシ伝わる生々しい模様を 完全パッケージ化した内容だ。 この日のメンバーは、 アンダース・フリーデン / Anders Fridén (Vo) ビョーン・イエロッテ / Bjorn Gelotte (G) ピーター・イワース / Peter Iwers (B) ニクラス・エンゲリン / Niclas Engelin (G) ダニエル・スヴェンソン / Daniel Svensson (Ds) の5人。 しかし、ダニエル・スヴェンソンは昨年バンドを脱退している。彼にとって最も大切な家族、妻と3人の娘との時間を優先したいというのが 理由のようだ。ちなみにバンドはまだダニエルに替わる新たなドラマーのアナウンスをしていない。 今作『サウンズ・フロム・ザ・ハート・オブ・ヨーテボリ』から、再びドイツの名門レーベル=ニュークリア・ブラストからの リリースとなるという点も注目したいポイントだ。バンドにとって2作目となった作品『The Jester Race』(1996年)から、 9枚目『A Sense of Purpose』(2008年)まで長年タッグを組みながらも一時は疎遠となっていた両者だが、 「イン・フレイムスとニュークリア・ブラストは似た歴史を持っている。メタルに対して強い愛情を抱きながら小さなガレージから キャリアを始め、年月を経て大きな存在へとお互い成長してきたんだ」とフロントマンのアンダースは語るなど、 現在は再び強い信頼関係を築いているようだ。さらにバンドは昨年、マネジメントをモトリー・クルーやファイヴ・フィンガー・デス・パンチ、 オール・ザット・リメインズらが所属する10th Street Entertainmentに移籍を果たし、さらなる飛躍が期待されている。 このかつてない追い風のなかリリースされる今作は年内に完成が噂される12作目となるニュー・アルバムによい影響をもたらしていることは 間違いないだろう。さらにバンドは11月に開催されるKNOT FEST JAPAN 2016への出演が決定しており、日本のファンにとっては最高の 予習アイテムとなるだろう。 【日本語解説書封入】 【メンバー】 アンダース・フリーデン(ヴォーカル) ビョーン・イエロッテ(ギター) ピーター・イワース(ベース) ニクラス・エンゲリン(ギター) ダニエル・スヴェンソン(ドラムス) <収録内容> 【CD】Disc.1 01. イン・プレイン・ヴュー 02. エヴリシングズ・ゴーン 03. フィアー・イズ・ザ・ウィークネス 04. トリガー 05. レジン 06. ホウェア・ザ・デッド・シップスドゥウェル 07. ウィズ・アイズ・ワイド・オープン 08. パラライズド 09. スルー・オブリヴィオン 10. ロープス 【CD】Disc.2 01. ディライト・アンド・アンガーズ 02. クラウド・コネクティッド 03. オンリー・フォー・ザ・ウィーク 04. ザ・チョーズン・ペシミスト 05. ザ・クワイエット・プレイス 06. ホエン・ザ・ワールド・エクスプローズ 07. ラステッド・ネイル 08. ザ・ミラーズ・トゥルース 09. デリヴァー・アス 10. テイク・ディス・ライフ 2016/09/23 発売

バトルズバトルズ

スウェーデンの鬼神=イン・フレイムス!確実な進化と飛躍を遂げた12枚目『バトルズ』リリース決定! アンダース・フリーデン(vo)の表現力豊かなヴォーカル、メロディアスで重厚なツインギターのハーモニー、 そしてタイトなリズム隊が生み出す最強サウンド! 90年代に“スウェディッシュ・メロディック・デスメタル”を世に知らしめ、 日本でも絶大な支持を得ているイン・フレイムス。2000年代には全米進出を果たすと共にメタルコア・シーンに多大なる影響を与え、 現在もオルタナティヴ・メタルに音楽スタイルをシフトさせながらメタルシーンで確固たる存在感を示している。2014年発表の前作 『サイレン・チャームズ』は過去最高となる全米チャート26位を記録、多くのメタルファンを唸らせた彼らが『バトルズ』と 名付けられた待望の新作を発表する。 「今作はアンダースのヴォーカルが前面に出ていて、力強いコーラスに溢れている。全てがメロディックな仕上がりで、 とても誇りにおもっているんだ。一刻も早くライヴでプレイしたいって興奮しているよ(笑)」とビョーンが語るように、 アンダースの表現力豊かな唯一無二のヴォーカル、重厚なツインギターのハーモニー、メロディとタイトなリズム隊は不変ながらも、 今作でバンドは更なる歩みを進めている。 まず注目すべき点は今作のプロデューサーがハワード・ベンソンだということだ。 これまでにマイ・ケミカル・ロマンス、フーバスタンク、ドートリーなどの強いメロディとフックを持つ優れた作品を数多く手がけた名匠である。 意外な人選ではあるが、「俺たちはいろんなプロデューサーと話をしてきたけど、ハワードだけが俺たちに無理に変化を促すのではなく、 シンプルに最高のイン・フレイムス作品を作ろうという気持ちを持っていたんだ」とビヨーンが語っている。 前作では、デヴィッド・ボウイ、ブライアン・イーノ、U2などが使用したドイツのハンザ・スタジオでレコーディングしファンを驚かせたが、 今作では米国ロサンゼルスを選んだ。ロスにある家屋に設けられたスタジオで曲作りを行い、夜になるとビール片手にバーベキューを 楽しむなどリラックスしたムードで制作されたという。これまでにないロサンゼルスという街が持つ自由な雰囲気と空気が作品に 少なからず影響していることはメンバーも名言している。 9月23日に久々となるライヴ作品『イン・フレイムス ライヴ・イン・スウェーデン〜サウンズ・フロム・ザ・ハート・オブ・ヨーテボリ』を発表、 そして今作『バトルズ』がリリースされる11月には“KNOTFEST JAPAN 2016”出演のため久々の来日を果たす(KNOTFEST JAPAN 2014に続いて 2回連続出演)。その後2017年1月にはアヴェンジド・セヴンフォールド、ディスターブドと共にヨーロッパを遠征、さらに全米ツアーも予定されている。 この作品を機にさらなる飛躍を遂げることは間違いなさそうだ。 「今作にはハワード・ベンソンという視点を通した新しいスタイルの楽曲がある。でも最終的に大事なことは、その曲が良いか悪いかってことだ。 もしそれを自分たちが誇りに思えるのならば、それがイン・フレイムスの曲としてふさわしいってことさ」。現在のバンドの姿勢を物語るビョーンの発言である。 【メンバー】 アンダース・フリーデン(ヴォーカル) ビョーン・イエロッテ(ギター) ピーター・イワース(ベース) ニクラス・エンゲリン(ギター) ジョー・リカード(ドラムス) <収録内容> 01. ドレインド 02. ジ・エンド 03. ライク・サンド 04. ザ・トゥルース 05. イン・マイ・ルーム 06. ビフォー・アイ・フォール 07. スルー・マイ・アイズ 08. バトルズ 09. ヒア・アンティル・フォーエヴァー 10. アンダーニース・マイ・スキン 11. ウォールフラワー 12. セイヴ・ミー 《ボーナストラック》 13. グレイテスト・グリード 14. ハウス 15. アス・アゲインスト・ザ・ワールド 日本盤限定ボーナストラック未定 2016/11/11 発売

アイ、ザ・マスクアイ、ザ・マスク

メタル・シーンに革命をもたらしたイエテボリの奇跡=イン・フレイムス、 前作『バトルズ』以来 約2年半ぶりとなる最新スタジオ・アルバムが完成! ここ数作では鳴りを潜めていたアンダース・フリーデンのグロウルを大々的にフィーチュア、 メロディアスかつキャッチーでありながらも重厚感と疾走感を両立した復活作! 90年代初頭にイン・フレイムスが提示した、アイアン・メイデン+デス・メタルとでも言うべき斬新なそのスタイルは、 同郷のダーク・トランキュリティやアット・ザ・ゲイツらとともに「イエテボリ・サウンド」と称され、全世界のメタル・ファンに衝撃を与えた。 いわゆるメロディック・デス・メタルは、今でこそ当たり前のもの。しかし、スラッシュ・メタルが多かれ少なかれメロディを否定し、 リズムを主体に聴かせる音楽であったこと、そしてデス・メタルがその過激化ヴァージョンであったことを考えると、 そこにメロディを復活させるという発想は並みのものではなかったと言わざるをえない。ましてやそれが機能し、1ジャンルとして定着するなんて、 誰も想像だにしなかったのである。96年の『The Jester Race』、97年の『Whoracle』などは、リリースから20年が過ぎた今もなお、 メロディック・デス・メタルの聖典として崇められている。その後は『Colony』(99年)を1つの転換点とし、イン・フレイムスは 音楽的な舵を大きく切っていくことになる。切々と歌い上げるクリーン・ヴォーカル・パートが増し、一方で北欧らしい叙情的なメロディは控えめに。 ストレートに言えば、アメリカ市場を露骨に意識し始めたということ。00年の『Clayman』は、そんな彼らのニュー・サウンドの1つの頂点となった作品だ。 続く『Reroute to Remain』(02年)では、さらにアメリカンなサウンドを聴かせ、また『Soundtrack to Your Escape』(04年)では、 オルタナティヴ・ロックをも飲み込むなど、彼らの進化、変化は止まらない。06年の『Come Clarity』は、 アメリカ路線に対する賛否を超越した彼らのキャリアを総括する内容で、新旧どちらのファンも狂喜させる傑作となった。 その後も1つの地に安住せず、常に進化し続けてきた彼ら。このたびリリースとなるニュー・アルバム『アイ、ザ・マスク』も例外ではない。 前作『バトルズ』から約2年年ぶりとなる今回の作品は、名盤『Come Clarity』を彷彿させる傑作だと素直に言える内容だ。 久々にアンダース・フリーデン(Vo)とビョーン・イエロッテ(G)が一緒にスタジオ入りし、曲作りをしたという本作では、2人の化学反応が随所に聴かれる。 まさに激情という表現がぴったりのイン・フレイムス節に磨きがかかっているだけでなく、アンダースのヴォーカルの進化も著しい。 シャウト、クリーン両面でのパワー・アップに、多くの人が耳を奪われることだろう。  プロデュースは前作と同じくハワード・ベンソン、 そしてミックスがクリス・ロード・アルジという最強タッグ。マスタリングはテッド・ジェンセンが担当であるから、当然プロダクション面も完璧。 「俺たちは、常に新しいアイデアを取り入れるようにしている。制限なんて一切ないんだ。ライヴで演奏したくなるような曲かどうか。 俺たちの基準はただそれだけさ」というビョーンの言葉通り、『アイ、ザ・マスク』にはライヴ映え間違いなしの強力なナンバーがズラリと並ぶ。 新しいアルバムを聴く場合、普通は期待と不安が交錯するもの。だが、『Come Clarity』の再来とも言える『アイ、ザ・マスク』に関しては、 一切の不安は無用。ダイハードなファンの期待をも軽々と上回る、新たなる傑作の登場だ。 【メンバー】 アンダース・フリーデン (ヴォーカル) ビョーン・イエロッテ (ギター) ニクラス・エンゲリン (ギター) ブライス・ポール (ベース) ターナー・ウェイン (ドラムス) ジョー・リカード (ドラムス) 2019/03/01 発売

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP