発売元 : ステップアップレコーズ
2010年4月に10年間の活動に終止符を打ったHOLSTEINのベスト・アルバム。メンバーが選曲した13曲に、最後に作られた未発表の大作「eschatology」を加えた本作は、センスあふれるアレンジを施したエモーショナルで劇的なロックのオンパレード。各曲から発せられるエネルギーには圧倒される。
4人組パンク・バンドの2作目。バグパイプやサックスといった管楽器を取り入れるなど、パンク・バンドの音源としては異色の一枚。骨太だが華やか、ポップに仕上がったサウンドには安定感があり、耳に心地よく作用する。メロディも聴きやすく覚えやすいので、多くのリスナーに受け入れられそうな良盤だ。
叙情的なロッキン・ハードコアで魂に迫るKAMOMEKAMOME、カオティックなエモーション漲るDEEPSLAUTER、そしてプリミティヴに疾走するFUCK YOU HEROES。アンダーグランドで活躍する3組の底力を生々しく刻み付けた、濃密な3ウェイ・スプリットである。
正統派メロディック・パンク・バンドと称されるMEAT BUNS初のフル・アルバム。パンク=過激・難解・ワン・パターンなんてイメージの音楽ファンには、意外と楽曲それぞれのメロディがしっかりしてるじゃん、と再認識できる作品かも。ギターとドラムのパンチが利いている。
東京発のアイリッシュ・パンク・バンドのミニ・アルバム。のっけからアイリッシュなメロディを奏でるアコーディオンが炸裂。パンクというより、むしろ「Fiesta」でカヴァーしているポーグスに近い。また祝祭っぽい熱気はソウル・フラワー・ユニオンに通じる。
人呼んで、和製ドロップキック・マーフィーズ。バンジョー、アコーディオン、バグパイプなどを取り込んだアイリッシュ・パンクを愛して歌ってこれが3枚目。好きなものを追求する姿勢にブレはなく、徹底したアゲアゲ一直線のライヴ向け大合唱曲が満載だ。
東京ハードコアの創世記から活動するヴェテラン、ENDZWECKの3rdアルバム。膨大な数のライヴをこなしているとあって、次から次へと繰り出されるアグレッシヴでスリリングなサウンドには確かな実力が感じられる。