発売元 : ハッピーゴーラッキー
VJとしても人気の彼女が待望の1stアルバムをリリース。心地よさが真っ先に届くサウンドと不思議な包容力を持った歌声のバランス具合がすばらしい。ヒーリング要素もあるポップ・アルバム。
CSの音楽番組のVJとしても活躍している圓子まどかの最新マキシ。悲しい想い出を葡萄色の夜更けに永遠に閉じ込めて……と、切なく語りかけるように歌っているのが印象的。間奏のサックスの音色が、曲にさらなる優しさを添えている。
イラストレーターとしても活動中の波田佳子のソロ・プロジェクトであるCOCAのサード・マキシ・シングル。ジャケットのイラストも本人の手によるものだ。彼女いわく“フレンチ・テイストなガレージ・サウンド”だそうで、壊れた感じだがポップ。
CMモデルなどでも活躍していた圓子まどかの3枚目のマキシ・シングル。作詞は彼女自身が、作編曲は有賀啓雄が担当している。決して“うまい”タイプではないのだが、歌で確実に聴き手なにかを伝えることができる“いい”タイプのアーティストだ。
さわやか系シンガー、圓子まどかのニュー・シングル。どっかで聴いたような声だな。有賀啓雄のプロデュース、ギターは佐橋佳幸と非常に安定したバックがついている。バック・トラックの(3)だけ聴いてても十分説得力がある、なんて意地悪なことを。
全作詞/曲とヴォーカルを担当する女性を中心とする5人組。アコギやピアノなど生音主体サウンドに時折ぶちこまれる打ち込みと下手ウマヴォーカルといったトーレ・ヨハンソン的解釈のローファイなポップス。で、「おしゃべりのしかた」の歌い回しがまるで原田知世。
何気ない歌詞と、ちょっぴり甘くてブルージィな匂いのする女のヴォーカル。サクっとしたギターとシンプルなピアノで聴かすタイトル曲は毒の抜けた小島麻由美、てな感じか? リミックスも含め、さり気ないローファイ風の音処理はいい感じ。
作詞・作曲・編曲などをすべてこなす波田佳子によるユニット、cocaのデビュー・マキシ。シンプルなアレンジ、淡々とした歌声……けど、この妙な安らぎはいったい何? 胸にとけ込んでくる懐かしさと新しい発想とが同居する不思議な存在感に興味津々。