2000年2月2日発売
Grape/そして、いつか、どこかでGrape/そして、いつか、どこかで
CSの音楽番組のVJとしても活躍している圓子まどかの最新マキシ。悲しい想い出を葡萄色の夜更けに永遠に閉じ込めて……と、切なく語りかけるように歌っているのが印象的。間奏のサックスの音色が、曲にさらなる優しさを添えている。
Life goes onLife goes on
平均年齢ハタチ(ぐらい)の男4人による新人ロック・バンド。サウンドにも言葉にもその若さならではのリアリティとロマンティシズムが交錯しているあたりが現在の強みだろう。押しの一手でGO!! というノリも潔い。ライヴじゃもっと暴れてるんだろう。
LIVING IN THE SUNLIVING IN THE SUN
歪み系のザクザクとしたギター・サウンドを、これでもかとばかりに刻み、うならせるFLAVORのサウンド。歌声は、女性かと思ってしまうほど線が細かったりもするが、CDでは硬軟のバランスが程よく溶け合っている。ノリと勢いで一気に聴けてしまう作品だ。
ロマンチックタイムロマンチックタイム
しばらく個人活動が目立った少年隊だが、見事に返り咲いてマキシ・シングルを発表。林哲司(1)、広瀬香美(2)といったヒット・メイカーの曲はいかにも往年の少年隊しているのだが、(3)でみせる新境地や植草克秀が作詞を手掛けた(4)などチャレンジ精神を評価したい。
モーメンツモーメンツ
これまでリリースしたアルバムの中からバラードのみを集めたベスト盤。(1)(9)(15)が新録音だが、(1)は谷川俊太郎によって詩も書き下ろされた美しい曲。どれもアコースティック・ピアノの良さを活かした佳曲で心をリラックスさせるには絶好のアルバム。