制作・出演 : 国府弘子
国府弘子スペシャル・トリオが時に軽快に、時に情熱的にラテン気分を表現。テーマはスペイン。アルバム・デビュー20周年、一段と表現力に磨きがかかってきたようだ。いかにも楽しい「オラ!」、トリオ一丸で技術を見せつける「ミ・テソロ」、そして「スペイン」の意外性などなど……。力作と思う。★
冬編・夏編に続くセレクション・シリーズ第3弾。『グローブ・トロッティング』からの「ブルー・モスク」、『ブリッジ』からの「竹田の子守歌」など、秋に似合う情感豊かな曲が集められている。「レディ・ムーンライト」だけは新録音。これまた秋にふさわしい曲だ。
人気ピアニスト、国府弘子のウィンター・ベスト・アルバム。これまでのソロ・アルバムの収録曲だけでなく、天野清継とのプロジェクト、HEAVENの曲も。クリスマス・シーズンに聴くのにぴったりだ。
ソロ・ピアノとデュエットが半々収録された、歌モノの名曲集。ピアノでいかに“歌う”かをテーマに、ピアノの持つ“声”を引き出そうとしている。ハーモニカ、二胡、スティール・ドラムなど選んだゲストも個性的な“声”を持つ人ばかりで、対比の妙がある。
デビュー15周年記念第1弾。デビュー盤から振り返って抜粋した曲に新録音も加わった初のコンプリート・ベスト・アルバム。フレンドリーでアットホームな雰囲気。聴いているだけで元気が出てくるコクブ・ワールドにゆっくりゆったり浸れる一枚だ。
国府弘子の初のピアノ・ソロ・アルバム。オリジナルに加え、クラプトンやビートルズなどのナンバーをアコースティック・ピアノの優しい音色で、まさにタペストリーのように綴った作品。
これまでリリースしたアルバムの中からバラードのみを集めたベスト盤。(1)(9)(15)が新録音だが、(1)は谷川俊太郎によって詩も書き下ろされた美しい曲。どれもアコースティック・ピアノの良さを活かした佳曲で心をリラックスさせるには絶好のアルバム。
87年のデビュー以来、すでに10枚目となった国府弘子のリーダー・アルバム。最新作でテーマに掲げられたのは“音楽での手紙”。トリオの息も見事にあって、まさにプラン通りの決してひとつのジャンルにとらわれない国府ワールドの魅力を十分に堪能できる。
国府弘子の新作は、八尋洋一(B)、村石雅行(DS)というトリオを中心に、曲によってゲストが参加するという形でレコーディングされている。気心の知れたメンバーたちとの会話が、リラックスしたムードを作り出している。なんとELPの「タルカス」のカヴァーにビックリ。
国府弘子の、ソロとしては5年ぶりになる97年のアルバム。彼女特有の美しいメロディとツブ立ちのいいピアノが耳に気持ちいい。バックのメンバーのプレイもさすがにしっかりしているし、「明日に架ける橋」「竹田の子守歌」などといったカヴァー曲の料理センスも抜群だ。