発売元 : ブレスト音楽出版
9曲収録の豪華・多彩なマキシ。独特のスケール感がある「アクア・ヴィテ」を軸に、哀悼を込めた初期RCサクセションの「ぼくの好きな先生」とマイケル・ジャクソン「ヒューマン・ネイチャー」、曽我部恵一リミックスの「閃光花火」、ライヴ音源の3曲など、音楽性同様のハイブリッドな内容を持つ。
10年ぶりのライヴ・アルバム。ソウルフラワーとしての活動も十余年。メンバーも中川敬と奥野真哉以外は入れ替わりもあったが、基本は何も変わらない。あらゆるジャンルを取り込んだ祝祭的なサウンドに乗って歌われるのは、つまるところ生きる喜び。救いとなるのは、こういう音楽なのだ。★
トリオR&Rバンドの10枚目のアルバム。シンプルな編成ながら決して寂しく聴こえないのはベテランらしい良く練られたグルーヴと楽曲の良さによるのだろう。かなりベタなストーンズ・マナーの「CHEERFUL GANG STAR」、セカンド・ビートの「SPEED QUEEN」、驚きのレゲエ調カヴァー「YESTERDAY ONCE MORE」が特に良かった。
浅草をベースに活動するマーチング・バンドの3作目。スカ・パンクからジプシー・ブラスのファンファーレ・ チォカリーアに勝るとも劣らない疾走感あふれる演奏も聴かせる。大道芸感覚あふれるドメスティックなラスティック・バンドといった風情がイイ。★
リリースが多いので間が空いた感じはしないが、アルバムとしては3年ぶり。トラッドからラテンまで、あらゆるジャンルを雑食に取り入れ、すべて自分たちのカラーに変換してしまう高度な音楽性。そして徹底した人間讃歌と言えそうな祝祭性。素晴らしい。★
ピアノ・トリオのCRAZY FINGERSやソウル・フラワー・アコースティック・パルチザンとしての活動も精力的なシンガー・ソングライターの、オリジナルとしては6作目。今回は流麗なストリングスが印象的な、スウィート&メロウな世界を展開している。
シンガー・ソングライターであるリクオ本人による選曲、リマスタリングのベスト・アルバム。アコーディオン&ピアノを使い分けることによって、サウンドをガラリと変化させるリクオの音世界。個人的にはアコーディオンとアコースティックな哀愁あるサウンドが好きだ。
7曲入りの、贅沢なマキシ・シングル・シリーズの第3弾。近年最もソウルフルな日本の歌の「海へゆく」やリクオの作品を取り上げた「アイノウタ」に、既発表曲のライヴ録音4曲などを加えた内容で、中川敬を筆頭に、グループの枠に収まらない、スケールの大きさに圧倒される。