発売元 : 日本コロムビア株式会社
デビュー30周年記念のオリジナル・アルバム。AORな(1)からロックンロールな(7)、内省的な(10)とさまざまなタイプの作品が並ぶなか、“歌手”松山千春の存在価値を探究した作品。カッコ悪い部分、弱い部分も全部さらけだしている。近年の強面なイメージを覆す問題作。
日本の歌謡史に燦然と輝く巨星、美空ひばり。2006年はデビュー60周年に当たる年で、1949年のデビュー曲「河童ブギウギ」から89年のファイナル・シングルとなった「川の流れのように」まで、ベスト中のベスト全60曲を収めた記念アルバム。 最初と最後の曲が“川(河)”が付くのは奇遇か……!? まとめて聴くと、美空ひばりという人が、ただ歌がうまいだけでなく実に表情豊かに歌っているのがわかってくる。このアルバムには日本語の歌だけでなくスペイン語の「エル・チョクロ」、英語の「上海」「アゲイン」も歌っているが、もちろん美空ひばりはスペイン語はもちろん英語もできなかった。だが完璧と言っていい発音で歌っている。これらの歌は耳コピーした歌なのだ。美空ひばりの歌のうまさの要因のひとつは耳が良かったことだとわかる。昭和の天才を3時間45分で知る好企画盤。
制作・出演
エルネスト・パラシオ / カテリーナ・トログ・レーリク / グロリア・バンディテッリ / サビーナ・マックーリ / パドヴァ・エ・ヴェネト室内管弦楽団 / ペッテリ・サロマー / ペーター・マーク / モーツァルト / リンダ・ラッセル発売元
日本コロムビア株式会社モーツァルト15歳の時に書かれた唯一のオラトリオ。オペラと言ってもいい作品で、序曲がト短調で書かれている点も注目される。マークが、作品の所縁の地、パドヴァのオーケストラを指揮した貴重なライヴ。
五代目古今亭志ん生の長男で、志ん朝の兄でもある馬生の名演集シリーズだ。生前の馬生の高座は、辛気臭く感じられたが、いま聴くと意外と抜けている感じである。待ったなしと約束で始めた碁で仲違いしてしまう「笠碁」、新宿の廓女郎と馴染み客の化かし合いでの馬生の口調が、弟・志ん朝を思い出させる。芸風は異なっても、やはり兄弟と思わせる。町内の連中が、飛鳥山に出かけて賑やかな花見でひと芝居演じようとする「花見の仇討」の、グズグズになっていく過程が可笑しい。真夏にミカンを食べたいという若旦那ために、ミカンを探す粗忽な番頭さんの噺「千両みかん」。「品川心中」では、珍しくサゲまで演っている。殿様に見初められた町娘が男子を出産し、ぐうたらな兄・八五郎の噺「八五郎出世(妾馬)」。錦のふんどしを締めた与太郎が女郎買いに行く「錦の袈裟」。