発売元 : 日本伝統文化振興財団
小山清茂は日本の民俗音楽をベースに一貫して作品を書き続けてきた作曲家で、ここに収められている作品もすべて、日本のさまざまな音楽を素材としている。比較的生に近い形で使っており、土俗と洗練が不思議な融合を作り出している。演奏もそのあたりの特徴を巧みに表出している。
津軽三味線ブームに貢献した三味線界の功労者、高橋竹山。彼がビクターに残した音源から、「津軽正調じょんから節」など14曲を厳選したベストセラー・アルバム。魂の込められた名演の数々が堪能できる。
明治から昭和にかけて日本音楽に多大な影響を与えた作曲家/箏曲家、宮城道雄の作品を収めたアルバム。「春の海」「水の変態(抜粋)」「さくら変奏曲」などの代表曲全7曲からなる保存盤だ。
明治から昭和にかけて日本音楽に多大な影響を与えた作曲家/筝曲家、宮城道雄の演奏による筝曲の古典集。「六段」「秋風の曲 (前弾)」「秋の言の葉 (抜粋)」など全6曲を収録、その至芸を堪能できる保存盤だ。
名実ともに現代の尺八奏者の第一人者である山本邦山の演奏を収録したアルバム。ゲイリー・ピーコック、山下洋輔ら、ジャズ・プレイヤーとの共演でも知られる山本による現代邦楽の名曲名演が堪能できる。
1937年に生まれ、50代の97年にこの世を去った箏曲家/作曲家の沢井忠夫の作品集。「二面の箏と十七弦のための「三つのエスキス」」など、その天性ともいえる研ぎ澄まされた感覚から紡ぎ出された現代筝曲を厳選して収録。
宝塚歌劇団から幼少より親しんでいた筑前琵琶奏者へと転身、海外でも活躍する上原まりの作品。『平家物語』から「祇園精舎」「平家栄華」「入道死去」など7つの段を収録。はかなくも美しく、哀れな世界観を演じきった『平家物語』の決定版だ。
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日本伝統文化振興財団長唄囃子方、人間国宝の寶山左衛門(たから・さんざえもん)が笛で披露した抒情歌集。「宵待草」「荒城の月」「青葉の笛」「村まつり」など、こころのふるさとともいえる抒情歌の数々を収録。
“現代の世阿弥”と称された能役者、観世寿夫の至芸を収録。「羽衣」は1969年の梅若学院能楽堂、「砧」は1976年のパリ・オルセイ劇場での録音で、当代一流の演奏者が集結した歴史的な音源を収録した作品。
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日本伝統文化振興財団昭和35年から41年にかけて吹き込まれた四世清元梅吉の清元節、東明節を厳選集成した待望の2枚組。四世が平成19年に伝統文化ポーラ賞を受賞した記念盤として制作されたもので、至芸とも言える三味線の妙技をたっぷりと聴くことができる。
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日本伝統文化振興財団2007年に伝統文化ポーラ賞を受賞した三味線奏者、四世清元梅吉の2枚組名演集の第2弾。ここには62年から66年の間に発表された清元節、東明節が収められており、中には父親の清元梅寿太夫が演じた舞踊曲や祖父に当たる三代目が作曲した作品も含まれる。
80年代初頭から宮沢賢治作品の一人語りを行なってきた女優・林洋子が、95年に新潮CDブックとして発表した全3巻の再発盤。単なる詩や童話の朗読にとどまらず、賢治の経歴や作品の背景なども紹介されているのが、作品をより深く理解する上での親切な配慮になっているし、バックにアイリッシュ・ハープやシタールなどを配しているのも、視覚だけでなく聴覚的にも鋭敏だった彼の作品にふさわしい。しかも、ひとつひとつの言葉が躍り出すような語り口や絶妙な間の取り方が、彼の作品に新たな魅力を添えている。
お正月にはおなじみの、宮城道雄作曲「春の海」。本作はこの名曲を箏や尺八で演奏するためのレッスンCD。安藤政輝と山本邦山による模範演奏とパート別カラオケを収録している。