発売元 : 日本伝統文化振興財団
発売元
日本伝統文化振興財団長唄囃子方、人間国宝の寶山左衛門(たから・さんざえもん)が笛で披露した抒情歌集。「宵待草」「荒城の月」「青葉の笛」「村まつり」など、こころのふるさとともいえる抒情歌の数々を収録。
発売元
日本伝統文化振興財団“現代の世阿弥”と称された能役者、観世寿夫の至芸を収録。「羽衣」は1969年の梅若学院能楽堂、「砧」は1976年のパリ・オルセイ劇場での録音で、当代一流の演奏者が集結した歴史的な音源を収録した作品。
発売元
日本伝統文化振興財団昭和35年から41年にかけて吹き込まれた四世清元梅吉の清元節、東明節を厳選集成した待望の2枚組。四世が平成19年に伝統文化ポーラ賞を受賞した記念盤として制作されたもので、至芸とも言える三味線の妙技をたっぷりと聴くことができる。
発売元
日本伝統文化振興財団2007年に伝統文化ポーラ賞を受賞した三味線奏者、四世清元梅吉の2枚組名演集の第2弾。ここには62年から66年の間に発表された清元節、東明節が収められており、中には父親の清元梅寿太夫が演じた舞踊曲や祖父に当たる三代目が作曲した作品も含まれる。
80年代初頭から宮沢賢治作品の一人語りを行なってきた女優・林洋子が、95年に新潮CDブックとして発表した全3巻の再発盤。単なる詩や童話の朗読にとどまらず、賢治の経歴や作品の背景なども紹介されているのが、作品をより深く理解する上での親切な配慮になっているし、バックにアイリッシュ・ハープやシタールなどを配しているのも、視覚だけでなく聴覚的にも鋭敏だった彼の作品にふさわしい。しかも、ひとつひとつの言葉が躍り出すような語り口や絶妙な間の取り方が、彼の作品に新たな魅力を添えている。
お正月にはおなじみの、宮城道雄作曲「春の海」。本作はこの名曲を箏や尺八で演奏するためのレッスンCD。安藤政輝と山本邦山による模範演奏とパート別カラオケを収録している。
『春夏秋冬』や『花の明け暮れ』なども評判を呼ぶ栄芝の小唄集。近年では映画などでも接する機会が減少し、一般的には馴染みの薄いものになってきた小唄だが、江戸情緒や男女の世界などを小粋に淡々と表現する。日本の伝統芸術を支える地道な企画盤だ。
柴田南雄(1916〜1996)は前衛的技法を集大成し、後半生は過去の音楽を混合・総合して新たな方向を示した。民謡や古旋律が交錯し寸劇も入る「銀河街道」には、多様な素材の再構成という創作原理が凝縮されている。充実のブックレットで資料的価値も高い2枚組。
2000年9月東京、2001年2月大阪で行なわれたサントリー音楽賞記念公演のライヴ。それぞれの会場で、東響、大フィルという二つのオケが三善晃の交響四部作を演奏した記録だ。戦災の体験を原風景とする壮絶なイメージが痛切な音となって突き刺さってくる。
2008年7月21日に名護市の万国津梁館で行なわれた“海の日、サンゴの日”ライヴを収録。島唄の重鎮である登川誠仁からりんけんバンド、ガレッジセール、よなは徹、久場政行……らが参加。チャンプルーといった構成のステージで、これぞ沖縄と実感させる。
生田流筝曲演奏家、安藤政輝の宮城道雄作品集。通常は二人または三人で合奏する演目を、多重録音を駆使して安藤一人で演奏。合奏では味わえない、各パートの音のクリアさが聴きどころだ。
注目は[21]収録の「火焔太鼓」で、1952年4月、61歳と油の乗り切った時期の録音。志ん生十八番中の十八番のネタだが、この音源はSPからの復刻を別にすれば最も古いもので、元気いっぱい、瑞々しい語り口だ。それ以外は66年録音の[22]収録の「佃祭」と[23]収録の「お直し」を除き、倒れる直前の61年の音源で間の取り方=押し引きの妙がたまらない。陰惨な噺を見事に笑いに転化した[21]の「黄金餅」、奇想天外な発想をそれとは感じさせない「二階ぞめき」、独特のフラが究極まで活かされた[22]の「替り目」など、全盛期の志ん生が味わえる。
つぶやくような独特の語り口と人間の喜怒哀楽を描き、通好みの噺家として知られる可楽のアルバム。「味噌蔵」は、鳴り物入りで三階節を歌うなど陽気な仕上がり。「子別れ(上)」は、得意な酔っ払いの描写が冴えている。昭和31年、59歳という全盛期の録音。
物腰が柔らかく、丁寧で明るい口調で、時として金馬を思わせた柳枝(明治38〜昭和34年)の最晩年である昭和31〜34年の音源で、初商品化や初CD化の音源ばかり。いかにも柳枝と思わせる噺の甲府から出てきて豆腐屋の婿になる「甲府い」、空き巣に入って酒を馳走になる泥棒の「締め込み」と間抜けな泥棒が出てくる噺の「花色木綿」、爆笑が続く「野ざらし」では客席の陰でクルマのクラクションが鳴っていたりする。仕返しに女房連を坊主にする「大山詣り」などを聞かせる。今では珍しい噺も演じている。