発売元 : 株式会社ノーザンミュージック
人気女性シンガー、倉木麻衣の通算9作目となるアルバム。ダンス・ミュージックのトレンドをほどよく取り入れつつ練り込まれた楽曲を、端正に歌いこなしている。各種の仕様があるが、2009年のライヴで一度だけ披露された楽曲のボーナスCDはすべてに共通して収録される。
R&B系のトラックにエレクトロの要素を加えたサウンド・メイクがまず、印象に残る。“これぞ倉木麻衣”という安心感に2010年代の新しいエッセンスを混ぜることによって彼女は、シンガーとしての新鮮さをしっかりとキープしているようだ。夏の終わりを想起させる歌詞も、彼女の声質にぴったり。
大ヒットしたデビュー曲「Love,Day After Tomorrow」から10年。その軌跡を代表的ヒット・チューンとともに追う、倉木麻衣待望の2枚組ベスト。最近はCMで成熟したセクシーさも見せる彼女だが、これは少女が大人に成り行く課程を収めた貴重な音のドキュメントだ。
ZAIN系屈指の歌姫、滴草由実のミニ・アルバムは、彼女らしいオーガニックなR&Bが深化を遂げたことを証明した意欲作。ライトなR&Bにラテン・フレイヴァーやフォーク・ロックのテイストを取り入れ、フレンドリーな普遍性を増した。清涼感は夏にピッタリ。
デビューから10周年を迎えるタイミングでリリースされた、4つのシングル曲を含む8枚目のアルバム。ダンサブルなリズムをベーシックにしたポップスで変わらぬ歌声を披露。チャート1位を獲得するなど、安定した人気も再確認。「TOP OF THE WORLD」はカーペンターズのカヴァー。
滴草由美の機軸にあるのはソウル音楽。歌唱スタイルには、ゴスペルなどの影響も垣間見える。でもこの4枚目のアルバムで表現したのは、オーガニックな表情に寄り添った音楽性。ゆったり心地好い音色ながらも色濃いソウルフルな声をはべらせているところも魅力だ。
約1年ぶりとなる9thシングルは、切ない想いを抱きながらも、前向きに進もうとする女性の姿を歌ったミディアム・バラード。自身が作曲とアレンジを手がけており、滴草由実のナチュラルな世界が体感できる。
タイプの異なるタイアップ曲2曲を収録した28枚目のマキシ・シングル。ダンサブルな曲調と、アダルトな雰囲気をかもすメロディと歌声の対比にハッとさせられる「夢が咲く春」。「You and Music and Dream」は、まさに王道のバラード。タイトルが泣かせます。
三人組美少女グループのサード・アルバム。リゾート・ムードあふれる正面切った“ザ・夏”なムードが楽しい。目の保養にブックレットを眺めながら奄美弁講座やご愛嬌たっぷりの島唄を聴いていると、我が家の蒸し暑さも軽減された気が。
久しぶり、8枚目のシングル(アニメ『名探偵コナン』のエンディング・テーマ)。ファルセットもまじえた心のこもったヴォーカルが胸にしみる美しいバラード・ナンバーだ。ほかにミニー・リパートンの名曲に挑戦。また本人が制作した絵本も付いている。